2023/01/12 社会福祉学科
高野亜紀子ゼミ「職業選択の視点ー『働く』とは?『やりたい仕事』と『向いている仕事』とは?」
高野亜紀子ゼミでは 12月15日に特別企画として、本学の卒業生であり、医療法人社団 東北福祉会 介護老人保健施設 せんだんの丘統括部長の、加藤誠様に講師をお願いし、「職業選択の視点 —「働く」とは?「やりたい仕事」と「向いている仕事」とは?-」を中心に、ご講話をいただきました。
今回、お話を伺わせていただいた3年生は、残念ながら、1年次にコロナウイルスの感染拡大に見舞われ、入学式は中止、授業も対面が一切なく、オンラインでスタートした学年です。社会福祉士課程での学習が本格的にスタートした2年次以降も、ボランティア活動などが十分できない状態で今に至っており、なんとなく、資格は取ろうと思っているけれど、現場のイメージができていない学生が少なくありません。
そのため、例年以上に、
?自分は将来何がしたいのか / 何ができるのか / 何に向いているのか
?社会福祉士の資格をとって本当にその仕事がしたいのか(できるのか)
といったことを考える機会(=現実と実際を照らし合わせ、自分と向き合う機会)が十分でないまま、4年次を迎えようとしています。
そこで、学生の大先輩であり、また、社会人として様々な方と出会い、経験を積まれ、法人の統括部長という重責を担っておられる加藤様より、ご自身の学生時代のご様子も伺いながら、現在の職業に就くまでのお話や、社会人としての仕事との向き合い方など、幅広くお話ししていただきました。
今回、お話を伺わせていただいた3年生は、残念ながら、1年次にコロナウイルスの感染拡大に見舞われ、入学式は中止、授業も対面が一切なく、オンラインでスタートした学年です。社会福祉士課程での学習が本格的にスタートした2年次以降も、ボランティア活動などが十分できない状態で今に至っており、なんとなく、資格は取ろうと思っているけれど、現場のイメージができていない学生が少なくありません。
そのため、例年以上に、
?自分は将来何がしたいのか / 何ができるのか / 何に向いているのか
?社会福祉士の資格をとって本当にその仕事がしたいのか(できるのか)
といったことを考える機会(=現実と実際を照らし合わせ、自分と向き合う機会)が十分でないまま、4年次を迎えようとしています。
そこで、学生の大先輩であり、また、社会人として様々な方と出会い、経験を積まれ、法人の統括部長という重責を担っておられる加藤様より、ご自身の学生時代のご様子も伺いながら、現在の職業に就くまでのお話や、社会人としての仕事との向き合い方など、幅広くお話ししていただきました。
介護支援専門員と社会福祉士の資格を持ち、老人保健施設せんだんの丘で部長職を務める加藤様は、はじめに、職業選択にどのような理由が必要なのかについて学生たちに問い、そしてご自身が現在の職業に就くまでの経緯と、職業についてから、自分の苦手なこととどのように向き合ってきたのかなどについて、学生たちにお話ししてくださいました。
特に職業選択については
「皆さんはなんのために仕事をするのか、今はわからないと思う。私は2択だと思う。仕事が生き方を決めるのか、生き方が仕事を決めるのかしかない」
「仕事が生き方を決めるのは悪いことではない。仕事によって生み出される生活リズムが生き方を決めていくことは悪いことじゃない」
「生き方が仕事を決めていくことはとても羨ましい。でも大概はできない。人と違う選択をするということは勇気がいる」
「『社会福祉士の資格があれば何ができるか』ではなく、『その資格を取得したうえで自分がどう行動するか』が大切。資格に仕事がついてくるのではない。私は卒業後、仕事をしながら社会福祉士の資格を取得したが、資格を取得してから気づいたことや、人とのご縁が繋がったこと、尊敬できる上司や『すごい』と思える専門職の方々との出会いがあった。また、東日本大震災の時は、『社会福祉士だからできたこと』を実感した」
「皆さんがどうして社会福祉士を目指して福祉大に入学したのか、今この場で聞くことはできないが、皆さんの『自分がやれることと、やりたいこと』は、ここで私の説明を聞いただけではわからないと思う。だからこそ、皆さんはまだ若いしチャレンジはするべき。仕事を選択する際も、働いてからも、一つの考えに固執したり妄信して自分を犠牲にするのではなく、様々な選択肢の中から『自分がどう行動していきたいか』を考えていくこと、困った時には人に相談することを大切にして頂きたい」
など、学生たちに対して真剣に、ご自身のお考えを伝えてくださいました。
特に職業選択については
「皆さんはなんのために仕事をするのか、今はわからないと思う。私は2択だと思う。仕事が生き方を決めるのか、生き方が仕事を決めるのかしかない」
「仕事が生き方を決めるのは悪いことではない。仕事によって生み出される生活リズムが生き方を決めていくことは悪いことじゃない」
「生き方が仕事を決めていくことはとても羨ましい。でも大概はできない。人と違う選択をするということは勇気がいる」
「『社会福祉士の資格があれば何ができるか』ではなく、『その資格を取得したうえで自分がどう行動するか』が大切。資格に仕事がついてくるのではない。私は卒業後、仕事をしながら社会福祉士の資格を取得したが、資格を取得してから気づいたことや、人とのご縁が繋がったこと、尊敬できる上司や『すごい』と思える専門職の方々との出会いがあった。また、東日本大震災の時は、『社会福祉士だからできたこと』を実感した」
「皆さんがどうして社会福祉士を目指して福祉大に入学したのか、今この場で聞くことはできないが、皆さんの『自分がやれることと、やりたいこと』は、ここで私の説明を聞いただけではわからないと思う。だからこそ、皆さんはまだ若いしチャレンジはするべき。仕事を選択する際も、働いてからも、一つの考えに固執したり妄信して自分を犠牲にするのではなく、様々な選択肢の中から『自分がどう行動していきたいか』を考えていくこと、困った時には人に相談することを大切にして頂きたい」
など、学生たちに対して真剣に、ご自身のお考えを伝えてくださいました。
学生の感想
- 今日の講義を聞いて、将来の自分を考えるきっかけになりました。お話の中で印象に残ったのは、まず、「チャレンジは大事だけど自分を犠牲にする必要は無い」ということです。チャレンジをすることは恐れず、色々な選択肢がある事を忘れないことで、自分を大切に色々な事に挑戦したいと思いました。また、(仕事を続けていく中でのストレス等から)「自分を守る」ことについて、「逃げる」ことも大事だけれど、そこには責任も伴っていることを忘れないようにしたいと思います。次に、「常に人に受け入れられる努力をすることが大事である」ということです。社会で生きていくために自分勝手な考えや行動をせず、人と良く関わっていきたいと思いました。そしてそれによって、「皆と同じことをしていても皆に受け入れられる人になること」です。受け入れられることは集団に所属するうえで奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】であり、皆と同じ事をしても尊敬されるような人になりたいと思いました。今日は自分がどうなりたいかを考えることもできて良かったです。
- 実際の現場で働く加藤さんのお話を聴けたことは、今の私にとって非常に有難い機会でした。最初教室に入ってこられたときには明るくて親しみやすそうな印象を受けましたが、人と関わることが苦手な頃があったとおききして、苦手なことでも継続して、様々な知識や経験を積むことで自分のスキルとして身につくということを学びました。また、お話を聴いていく中で自分は目の前のことに固執しすぎていないか、今の自分はどのような状況なのかを俯瞰して見つめ直すきっかけになりました。
- 今回の講話で非常に詳しいお話を聞くことが出来てとても勉強になったなと感じました。加藤さんが大事にしている言葉「常に人に受け入れられる努力はし続けなければならない」に私も感銘を受けました。どの職種に限らず、仕事をするうえで、また、人と関わるうえでとても大事なことだと思いました。また、「できる事とやりたい事は違う」という話を聞き、確かにおっしゃる通りなのではないかと思いましたし、その2つが同じになるようにこれから努力しなければいけないのかなと感じました。