生成AIの中でも特に言語を扱うAI（例：ChatGPT¹, BARD²など）は、大量の文書データを解析することで、利用者の質問に応じた適切な文章の生成を可能にし、それにより、さまざまな作業を効率的かつ効果的に支援することを可能にしました。例えば、レポートや論文の作成に際しては、初期構想段階でのアイデア創出、あるいは最終的な校正という形で活用できます。ただ、その一方では、レポート課題などへの生成AI使用による教育効果への影響などについて世界中の大学で議論を呼んでいて、その使用には慎重な検討が必要となっています。しかしながら、そのメリットとデメリットを考慮した上で、本学の皆さんが良識と倫理観に基づいて生成AIを道具として適切に使いこなせることに期待し、その全面的な使用の禁止は行いません。

ただし、生成AIの使用には注意も必要です。主要な注意点を以下にまとめました。

その他の詳細についてはガイドラインを提供予定ですので、それに従ってください。

生成AIは皆さんの学びや教育、研究を助ける強力な道具となる可能性を秘める一方、自他に関わらず不利益を与えてしまうリスクも秘めています。したがって、皆さんにはそれを使う前、あるいは使いながらでも、今の自身にとって必要か、有益かどうか、また他者や社会に対する影響はどうかを繰り返し考えてほしいと思います。すなわち、皆さんが本学の教育理念「自利?利他円満」を大切にして頂き、自身のみでなく他者や社会への影響も十分に配慮しながら生成AIと共に現代社会を取り巻くさまざまな課題に向き合い、それらを解決に導いてくださることを願っています。