第37回企画展「仙山線 ものを運ぶ」

2019年8月1日(木)~11月2日(土)

仙台—山形を結ぶ仙山線では、現在は旅客列車のみが走っていますが、かつては沿線の物流を担う貨物列車が走っていました。そのために、仙山線の大部分の駅には貨物用のホームが設けられ、さらには沿線の工場などから木材や石油などの貨物を運ぶための専用線が分岐していた駅もありました。交流電化試験区間であった仙山線では、試験終了後も新しい交流機関車が試作されると、試験車が貨物を牽く姿も見られました。また、そのような貨物列車での輸送のほかに、現在の宅配便にあたる鉄道小荷物(チッキ)を運ぶ荷物車や、葉書や手紙など郵便物用の郵便車、あるいはそれらの合造車が客車列車に併結して運ばれました。さらに、「担ぎ屋さん(または、背負子さん)」と呼ばれる行商人が食料品などの大きな荷物を持って客車に乗りこみ、仙台駅や北仙台駅経由で、仙台市内に運んでいました。このような物流の姿はかつてはどこの線区でも見られましたが、この企画展では、それを仙山線という路線に注目して見てみます。そこには、年配の人には懐かしく、若い方には想像し難い仙山線の情景があるかもしれません。

主催:奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】?鉄道交流ステーション
協力:(株)日立製作所 鉄道ビジネスユニット水戸事業所、日本貨物鉄道(株)東北支社
後援:宮城県教育委員会、仙台市教育委員会、河北新報社、仙台放送、東北鉄道協会、(社)交通環境整備ネットワーク、みちのく鉄道応援団

この記事に関するお問い合わせ

地域創生推進センター 生涯学習ボランティア支援課内(「鉄道交流ステーション」資料係)
住所:〒981-8523 仙台市青葉区国見1丁目19-1
TEL:022-728-6612