私は、教育分野でのソーシャルワーカーとして活動していますが、経験を重ねるほど「これで良いのだろうか」という疑問や困難さを感じるようになり、実践の理論化を図るために大学院に進学しました。日々の実践と修士論文作成という同時進行の作業は厳しいものでしたが、2年間で修了できた喜びは確実に強さと自信になっています。現在は、実践と大学の非常勤講師として次世代の育成にも関わっています。(50歳代 女性)
本学で学習し、修士論文に取り組むことで、「福祉とはなにか」の自分なりの考えをまとめることができました。これはあらゆる福祉活動を実践するうえでの自信につながります。私は現在、介護福祉士養成校の副校長及び専任教員でありますが、日々自信と確信をもって授業に臨むことができています。外国人の学生にも、日本の福祉と万国共通する福祉理念という視点で授業ができます。社会福祉学を専攻して良かったと思っています。(50歳代 男性)
地域福祉における多職種連携が進展する昨今、相談援助専門職が修士課程修了相当の高度な専門知識?技術?学術研究に関する素養を身に着けておくことは、医師や薬剤師といった六年制課程修了の医療職とも対等に連携するうえで重視される要素になっていくと思われます。私は介護支援専門員として高齢者の生活支援業務に従事していますが、「学位の価値は課程の別を問わず同等である」ことを実感できる場面は少なくありません。現役ソーシャルワーカーの皆様には、5年後、10年後のチームケアを見据え、早いうちに社会福祉学の修士号を取得しておくことをお勧めします。(40歳代 男性)
仕事とは別に、関心のあることを深く考えてみたいという思いで、入学を決めました。通信制と言っても、仕事と学業の両立は容易いものではなく、修士論文作成は、勤務時間前や昼休み時間を利用して、少しずつ取り組みました。指導を担当してくださった先生からの助言や励ましの言葉が支えになり、当時のノートは、今も大切にしています。物事に立ち止まって考えられるようになり、問題の解決などに活かされています。(30歳代 女性)
大学?大学院と通信教育部で学び、心理学の基礎とそれを人々の生活に活かすための方法を取得することができました。仕事(カウンセリング)をするうえで、記録を書くことや見立てを示す際に自分の考えをあらわすこと、総合的に考えること、いろいろな視点から物事をみること、まとめる力、書く力、いろいろな部分で活かされていると感じています。(40歳代 女性)
元々、長距離の運転手です。大学院で学んだことを交通心理学の研究で役立てています。在学中は東京に住んでいましたが、修了後は北海道へ移り住み、競走馬輸送、牧場での仕事を経て、現在の札幌の運送会社ではドライバーをしています。震災時にも関東まで輸送を行い、その経験を記録として残す必要を感じ、論文として発表しています。(50歳代 女性)
直接的な活用ではないかもしれませんが、論文をまとめ上げた事実とその苦労がこれから何らかの困難に遭遇したとしても、多少の事なら乗り越えられるだろうと思える源になっています。自分にとって、とても大切なエネルギー源になっています。(40歳代 女性)
福祉心理学専攻に入学し修士論文の作成には大変苦労しましたが、修士の学位を取得することができました。修了後、専門学校に就職し今は教育に携わる毎日です。在籍中は現場で働いていましたが、通信制という選択肢があり自分の人生は変わりました。(40歳代 男性)