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仏教専修科

活動記録:奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】三年度成道会

活動概要

十二月八日に奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】三年度成道会の法要を行いました。
今春卒業?上山予定の三人です。左から田中貴道君、三田村尚範君、児玉泰成君。いずれも仏教専修科の誇りとする人材です。

学長法話

皆様、ご法要、お勤めをご苦労様でございました。冒頭、理事長先生よりご案内がありましたとおり、本日はお釈迦様お悟りの日、成道会の日であります。今週は六日より体験坐禅会を皆様にご修行いただきました。多くの学生の皆さん、教職員のみなさんにご参加いただきまして、只今も授業で一生懸命学ばれた後のお時間に、仏教専修科の学生諸君には、心を尽くして法要を営んでいただきました。皆様のお姿はとても凛々しく、美しく感ぜられました。

さて、このお釈迦様のお悟り、成道は、古くからインドの経典にその様子がこと細やかに伝えられております。釈迦族の王子としてお生まれになったお釈迦様が二十九歳で出家されてから、はや日々は六年を過ぎておりました。その間、アーラーラ?カーラーマ、ウッダカ?ラーマプッタといった当時の代表的な高僧のもとにご修行あそばされましたが、それでも納得のいくところが見つからず、ただひとり、厳しい修行に打ち込んでおられました。そして三十五歳のその時を迎えられたのであります。体力が消耗していたのでありましょう。二度ほどの厳しい断食の末に、命を落とす危険さえあった、危篤状態に陥ったとの記録もあります。それほどの厳しい修行をお勤めになっても、さとりは開かれない。お釈迦様は、おそらくは何かに気づきはじめておられたのかもしれません。

ちょうどその頃、ウルヴェーラー村という、ガンジス川のほとりの小さな村がありましたが、その村の中央にニグローダの樹という大きなご神木が聳え立っておりました。村長の娘であるスジャーターはその年、素敵なお婿さんを迎え、玉のような男の子をお産みになっておられました。この幸せが訪れたのも、ひとえにこのご神木であるニグローダの樹の神様のおかげであると、スジャーターは感謝の供養の捧げものを作っておられました。村長の娘だけに、村から五百頭の牛を厳選し、そこから乳を搾り、さらに優れた半分の牛に飲ませ、さらにそれを搾り、これを繰り返して牛乳を熟成バターのようにしていったとあります。牛乳は「五味」といって、五つの段階があったそうであります。生乳、ヨーグルト、チーズ、バター、そして最高位にある熟成バター。サンスクリット語でサルピルマンダと申します。通称サルピル。後に、カルシウムを入れて三島海雲という方が日本で「カルピス」という名前で売り出したものの元となった飲み物です。その牛乳でお粥を炊き、樹の神様への捧げものを作っておられました。

ある明け方のこと、村長の娘ですからお仕えしている者たちが大勢いたのでありましたが、ひとりの者が「奥様大変です」と、血相を変えてやってきました。スジャーターさんは「夜明け前から、そんな大声を出してどうしたの」と、その者をたしなめたそうであります。するとその者は「樹の神様が現れました」と叫びました。樹の神様が現れる、そんなことがあるのだろうかと不思議に思いましたが、スジャーターさんはその日、どういうわけか胸騒ぎがしておりました。両親からは結婚のお祝いに夫婦の器をいただいていたということであります。その器は純金でできた丼でありました。そのひとつに、その牛乳で炊いたお粥 — パヤサと申しますが — その捧げものをなみなみと注ぎます。もうひとつの器を蓋にして、シルクでぐるぐる巻きにして頭に載せ、急いで樹のもとへと走っていきました。するとどうでしょう。樹の根元で、美しいお方が坐禅をしておられます。お釈迦様です。どこのどなたかはわからなかったではありましょうけれども、スジャーターは胸を打たれ、樹の神様にお供えするその捧げものを、「これを今日はあなた様にお捧げいたします。どうかご修行が完成されますように」と、差し出されました。真剣な雰囲気が伝わっていたのでありましょう。お釈迦様はそれをゆっくりと召し上がり、気力、体力を充実させ、その後、菩提樹という樹の下に移られました。ブッダガヤの町の郊外であります。そこで、十二月の八日、明けの明星がキラリと輝くのをご覧あそばされ、お悟りを開かれたということです。

ちなみに、このパヤサという牛乳粥は、みなさんもすぐに簡単に作って食べることができます。どうぞ自宅で試しに作ってみてください。私は今朝、自分のところで作って食べてまいりました。簡単です。牛乳でお粥を炊くのですが、生米から炊くと大変なので、残りの冷ごはんで結構です。手鍋に入れて牛乳をなみなみと注ぎ、本当はそれにバターを入れるのですが、私はカロリーがあまり多くなってはいけないので、牛乳だけにしております。最後に塩?胡椒で味を調える。これだけであります。パヤサというその食べ物は、インドで私もいただきましたが、ドリアのような、グラタンの底にご飯があるような、そんなイメージの食べ物で、とてもとてもおいしいものでありました。お釈迦様がその時お悟りを開かれて以来、ニ千五百年の時が流れましたが、そのさとりは、私たち地上に生ける人間はもちろんすべての生きとし生けるものの希望の教えとして、今や世界の教えになりました。

今日は記念すべき、お悟りの日。スジャーターさんの言葉をそのままお借りしたいと思います。皆様のご修行が、勉強が、学生時代の打ち込んだ日々が、実を結び、皆様の夢がかないますように、お祈りいたします。

以上です。

理事長挨拶

理事長挨拶は録音の不調のため文字起こしできませんでした。大変申し訳ございません。