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仏教専修科

活動記録:奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】三年度両祖忌

活動概要

九月二九日に奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】三年度降誕会の法要を行いました。
学長法話
理事長訓示

学長法話

皆様今晩は。本日は曹洞宗にとってとても大事な日、両祖忌であります。

私たちは普段、一仏両祖を仰ぎ、手を合わせる祈りの日々を過ごしております。一仏両祖、すなわち仏教をお開きになられたお釈迦様、そして本日の両祖忌にあたるお二人の御祖師様、道元禅師様と瑩山禅師様であります。歴史的なことはおそらく授業で教えていただいていると思います。このお二人の御祖師様が、旧暦で同じ日にお亡くなりになったということから、今日、こうしてお二方の報恩供養を行い申し上げた次第であります。

日本に曹洞宗の教えを伝えられ、そしてそこから日本の曹洞宗の歴史が始まったところの宗祖でありますから、道元様のことを私達は父親にたとえることが多くあります。そして四代下りまして、日本中に、そして世界中に曹洞宗の教えを広めていただいたということで、瑩山禅師様を育ての母親になぞらえることが多くございます。私達にとっても父母が大事であるように、私達のこの教えにおけるまさにこの父と母にあたる両祖様。どうぞそれぞれの授業において、どのようなご生涯だったかを学んでいただきたいと思います。それが、そのまま今日話を聞いていただいている皆さんひとりひとりの人生に、必ず生きてくるものと信じております。そこで、道元禅師さまのお言葉をひとつだけご紹介して今日のお話にいたします。

道元禅師様の普段お話になった言葉、とりわけ永平寺をお開きになる前、中国から帰国されたばかりの最初期の言葉を、後に二祖となられる懐奘禅師様が覚え書きとして書き留めておられます。いわばメモ書きのノートのようなものでありますが、それが『正法眼蔵随聞記』であります。誰かに伝えようと思ったのではなく、懐奘禅師様にとって「ああこれは大事だな」と思ったことを書きとどめておられますし、また道元禅師様も親切な心をそこに込めて、わかりやすくお伝えしておられます。それで、『正法眼蔵』を学ぶだけでなく、この『随聞記』という懐奘禅師様の覚書をお読みいただくことは、大変な勉強になります。現代語訳されておりますので、どうぞ学生のみなさんにはご一読をお勧めする次第であり、また教科書としても使われていると思います。

巻五の第三節にこのような一節があったかと思います。「霧の中を行けば、覚えざるに衣潤うなり。よき人に近づけば、覚えざるによき人となるなり。」意味はそれほど難しくはありません。霧の中を旅行けば、いつの間にか身にまとったその衣がしっとりと潤ってゆく。自分でも気づかないうちに湿ってゆくものだ。同じように、よき人に近づけば、すなわち自分にとって尊敬できるような大切な人に近づき、学び、そしてともにそこで修行を分かち合えば、いつの間にか、自分でも気づかないうちに、自分自身もよき人となれるのだという御教えであります。色々な解釈ができるかとも思われますが、私自身は、本学の建学の精神になぞらえて思うのであります。「行学一如」、はたして「行」とは何なのか。私達にとって、「学」とは何なのか。そのようなことを考えるとき、それは大変参考になるヒントかと思われます。物事を学ぶというのは、決して頭の中で理屈で言葉だけで納得してわかったことが本当にわかったことだろうか。「行学一如」という言葉があるように、「行」と「学」は一致したときにはじめて腑に落ち、その人自身にとって身につくものではないだろうか。私達は色々なことを学ぶにつけ、仏教だけではなく、今お聞きになっているみなさんは色々な専攻分野、色々な学部?学科の方でいらっしゃいます。時に専門分野の難しいことに悩むこともあるかもしれません。でもこう思ってください。「今はわからない。」物事がわかるというのは、「霧の中を行けば、覚えざるに衣潤う」ものであります。学問の学びも同じであります。毛穴から染み込むように、体全体でその教えが染み渡っていくようになったとき、はじめて「物を学ぶ」ということがわかってくるのであります。どうかこれからも、その言葉を胸に秘めていただければありがたいと思います。道元禅師が「よき人に近づけば」と仰ったのは、すなわち、自分が尊敬する人に — 真似で結構、そっくりなことをしていただいて結構なのですが — いつの間にかそれを繰り返しているうちに、「行」が「学」となり、「学」が「行」となっていくのだということだと思われます。みなさんにとって、大事な教えとは何でしょうか?皆さんにとって、尊敬できる生き方とはどういうものでしょうか?コロナも二年目になり、大変つらい日々が続いております。みなさんも、授業を受ける上でも部活動でも、大変苦労されているものと拝察しています。皆さんは一人ひとりがしっかりと自分の人生を歩むだけでなく、この仏教専修科に参加していただいている皆さんは、世の中の誰かを元気にしていただきたい、明るくしてさしあげる人になっていただきたい。今はどうしたら立派になれるかわからないかもしれません。でも、「霧の中を行けば、覚えざるに衣潤うなり」であります。徐々に来週あたりから授業も対面に向かって少しずつもどって行きます。近く日常がもどってくることを期待しております。皆様の健康とともに、今日、両祖忌に画面を通して参加していただいた皆様に心から感謝いたしまして、今日のお話にいたします。

理事長訓示

皆さんご苦労さまでした。先ほど学長先生より法話がございました。それを胸にしてまた今後の勉学に励んでもらいたいと思いますし、来週からは対面の授業も始まり、徐々に日常に近づいて行くものと信じておりますが、この先またどう変化するかはわかりません。そんな困難の中でも、ひとつひとつ、先ほどの学長先生のお話のとおり、よき師につき、よき友と一緒に学道に、そしてさまざまな経験を積んでいただきたいと思います。何をもっても、身体が大事でございますので、皆様、十分に気をつけた中で生活を送っていただき、勉学に励んでいただきたいと思います。次に皆様にお会いするのは達磨忌の法要かと思いますが、よろしくお願いいたします。大変ご苦労さまでした。