奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】

图片

2024/09/17 医療経営管理学科

【教員インタビュー】野原正美 先生

2024年に着任された、野原正美先生のインタビューです。(※肩書や担当科目などは2024年09月時点のものです)

野原先生の研究室
野原先生の研究室
出身と経歴、資格について教えてください

私は北海道出身で、最終的には福井大学の大学院を修了しました。はじめは東京で、その後北海道の札幌で、看護師として長く働いていました。札幌の病院では救急救命センターに勤務していました。救急救命センターでは救急外来(救急車を受け入れるところ)とICU(Intensive Care Unit:集中治療室)、HCU(High Care Unit:高度治療室)などの入院部門を担当していました。病院での勤務の中で、地震などへのDMAT(Disaster Medical Assistance Team:ディーマット)としての災害派遣を経験したことがきっかけで、大学院進学を決意し、職場を退職し、福井に行きました。

資格については、看護師と災害看護専門看護師の資格を持っています。専門看護師という資格自体は歴史がありますが、災害看護は比較的新しい分野で、全国で40人しかいない資格です。

救急救命センターでの経験から、救急救命士に求められる力にはどのようなものがあると思いますか?

消防の方は、救急車が病院に到着して、患者を処置するベッドに移して、引継ぎなどをするまでが役目です。その後は病院が引き継ぎます。病院に勤める救急救命士も増えていますので、そういう病院の場合は、処置に救命士も一緒に入るということもあります。

救急救命士に求められるものは多くあると思いますが、現場で最初に傷病者と接触するのが救急救命士です。正確に情報を収集して判断する力が奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】です。病院によって専門や得意とする分野が分かれていることもありますし、重症度でも搬送先が選別されますので、正確に情報を判断して、適切な処置や搬送に繋げていく力が大事になってくると思います。


性格と趣味について教えてください


のんびりした性格ですが、仕事の時はきちんと対応するようにしています(笑)。趣味はスポーツ観戦で、特に野球をよく見に行きますが、サッカーなど広くいろいろなスポーツを見に行きます。4月に仙台に来たばかりなので、仙台の街を探検するのが最近の休日の過ごし方です。私は北海道出身なので、仙台のような歴史のある街は新鮮です。お城や歴史遺産が多くて、いろいろ見て回っています。

担当科目を教えてください

救急救命士課程の「シミュレーション実習」や「病院実習」、保健看護学科の「災害看護論」を担当しています。「シミュレーション実習」や「病院実習」は、いろいろな経歴の先生方が担当しています。先生方の得意としてきた分野を活かしたシミュレーションや実習内容となっているので、現場に即した形で学べる科目だと思います。

「病院実習」では、病院実習に行く前に必要な学習やどういう技術を身につけなければいけないのか、というところに関わっています。医学的な知識や技術もそうですが、現場では、いろいろなことを周囲の人間に言葉にして伝えなければなりません。言葉で伝えたり、それを書面にして相手に伝えたりする技術?能力も必要になってくると思います。そういう能力が身に付くように、学生に関わるようにしています。

講義室でホワイトボードの前に立つ野原先生
講義室でホワイトボードの前に立つ野原先生
実習科目の奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】性について教えてください

医療は現場に出てみないとわからないことも多いです。知識が言葉として頭の中にある、ということと、それを実践で自分が応用できるように自分のものにしている、ということは別物です。実習を通じて新しい課題に気づいたり、資格を取得して現場で働く時のイメージをつかんだり、ということは、学内の授業では伝えきれないこともありますから、実習は大事だと思いますし、頑張ってほしいとも思います。

研究についても教えてください


災害が起こったときの早期の、災害急性期における看護師の活動内容やその効果の検証を主に研究しています。最近は学生と被災地で活動する機会が増えたこともあり、被災地での活動が教育にどのように影響を与えているかについても調査しています。

災害看護の分野に関わるようになったきっかけを教えてください

札幌の病院の救急救命センターで救急救命の分野に関わり、DMAT(ディーマット)という災害派遣チームに参加したことがきっかけです。臨床での実践だけでなく、これから先、発展的に訓練などをしていくためには効果の検証など、研究的な視点も必要だと感じ、大学院に進学しました。

仕事を辞めて大学院に入学されるという決断は、大きな決断でしたね。

大学院に進学するために仕事を辞める決断は、かなり悩みました。臨床の経験も長かったですし、そのまま病院に残る選択肢も考えました。しかし、専門看護師の資格を取るためには修士の学位が必須で、災害看護を専攻できる大学院は、私が受験した当時は今よりもまだまだ少ない時期でした。当時勤めていた地域に希望する大学院があれば、仕事を辞めずに進学する選択もあったと思います。悩みました。

大学院には、同じように仕事を辞めて入学されている方はいましたか?

私の大学院の同期は仕事をしながら進学している人が多かったです。災害看護の専門看護師に興味があっても、仕事を辞めて進学するのは勇気のいることかもしれません。他の分野に比べて災害看護専門看護師を養成する課程は少ないので、専門看護師を増やしていく上で課題の一つであるとも思います。

PCに向かう野原先生
PCに向かう野原先生
看護師として参加したDMATについて教えてください。

北海道胆振東部地震や、その前の熊本地震、東日本大震災などでも活動しましたが、DMATへの参加というのは、原則としては災害拠点病院に所属していることが前提です。病院として一定数のチーム人員を維持する必要がありますので、病院から推薦される場合もありますが、自分で立候補する場合もあります。

最近は職種ごとに組織された災害派遣チームも増えてきました。能登半島地震の時、私は福井にいたので急遽派遣されましたが、いろいろな職種のチームが現地で活動していました。
DMATでは事務職も同じチームとして活動するので、本学の医療経営管理学科に来て、医療事務職がどういう勉強をしてどういう知識を持って現場に出ているのかを知ることができて、DMATチームとして活動することを考えると良かったと思っています。

学生へのメッセージ

救急救命士も看護師も人を相手にする職業で、しかもその方々は、なにかしらの病気や怪我といった、普段と違う状況に置かれている人も多いです。大事にしてほしいと思うのは「相手の立場に立って考える」、「相手の置かれている状況に思いをはせる」、ということです。自分が経験したことの無い怪我や病気の方に対して、想像力を働かせて相手の気持ちを理解しようとすること、相手に寄り添った説明や対応を大切にしてほしいと思います。

関連ページ

この記事に関するお問い合わせ

教務部教務課
住所:〒981-8522 宮城県仙台市青葉区国見1?8?1
TEL:022-717-3315
FAX:022-301-1280
E-Mail:kyomu@tfu.ac.jp