次年度（3年次）に医療機関での医療事務実習を行う予定の2年生49名が履修している「医療機関実習事前指導」では、12月21日に実技試験を実施しました。

本科目は、専任教員とともに外部講師の小佐野美智子先生と木村陽子先生が学生の指導に当たっていますが、今年度はこれまで感染症予防対策のためにオンライン上での講義やグループワークを多く行ってきました。それでも後期においては、スーツを着用した実技指導を数回実施し、その集大成として学生たちは実技試験に臨みました。

実技試験は面接の場面を想定し、入室、歩行、姿勢、お辞儀、身だしなみなどの他に、その場で出される質問に対して、決められた時間で簡潔かつ論理的に答えることが求められます。学生たちにとってはとても緊張する場面ですが、これまでの学習を通じての練習の成果を発揮して堂々と対応できている学生が多く、1年生の時よりも確実に成長していることが伺えました。

このような経験を通して、単に実習や就職活動への対応だけではなく、その場の状況への臨機応変な対応などを含めた社会人としてのふさわしい行動を身につけるとともに、患者様に対する思いやり、医療人としての自覚や医療チームの一員としての責任感や使命を身につけることを目指しています。