2022/03/29 医療経営管理学科
【教育】宮城県立こども病院オンライン事務研修会
医療経営管理学科では、宮城県立こども病院様にご協力いただき、3月10日に「宮城県立こども病院オンライン事務研修会」を実施いたしました。今回の研修には、医療機関実習事前指導(2年生)を履修している希望者9名が参加しました。
研修会は、自己紹介からはじまり、学生からの質問、その後、診療情報室、医師事務作業補助、医事課の方々から、Q&A形式などを使ったわかりやすいスライドでの講義と、学生との双方向での討論などを行っていただきました。
研修では、実際の仕事は、教科書には書いていない業務、大学で学ばない業務がたくさんあること、高い次元で仕事が求められていることなどのお話がありました。また患者さんの生命にかかわる仕事であることを常に感じて仕事しているなど、普段聞けない話をしていただきました。
職員の皆様から厳しくも温かいメッセージをいただき、また学生の質問にも丁寧に応えてくださり、充実した研修会となりました。ありがとうございました。
研修会は、自己紹介からはじまり、学生からの質問、その後、診療情報室、医師事務作業補助、医事課の方々から、Q&A形式などを使ったわかりやすいスライドでの講義と、学生との双方向での討論などを行っていただきました。
研修では、実際の仕事は、教科書には書いていない業務、大学で学ばない業務がたくさんあること、高い次元で仕事が求められていることなどのお話がありました。また患者さんの生命にかかわる仕事であることを常に感じて仕事しているなど、普段聞けない話をしていただきました。
職員の皆様から厳しくも温かいメッセージをいただき、また学生の質問にも丁寧に応えてくださり、充実した研修会となりました。ありがとうございました。
学生の感想(抜粋)
- 特に印象に残っているのが、私たち学生が考える診療情報管理士の業務と実際の業務には大きなギャップがあるということです。(中略)医療事務という仕事は、喜びが多い反面、命と密接に関わる失敗の許されない世界であり、1年目から高いレベルを求められることを改めて痛感しました。(中略)今回の研修会を通して、今の自分に足りないこと、課題点、新たに分かったことがあり、これから自分がやらなければいけないことが再確認できました。
- 自分がイメージしている診療情報管理士の業務と、実際に行っている業務は違うということを知ることができました。診療情報管理士は、情報の収集?抽出?分析だけでなく、情報?システム?運用のマネジメントが今求められている役割であると理解することができました。また、病院に就職した際の嬉しかったことや辛かったことなど、実際の経験談を聞くことができて良かったです。私は自分から積極的に行動するということに苦手意識があります。そのため、「自分で動く、自分で声をあげる、能動的に動く」という言葉が特に印象に残りました。
- これからは、医療人としての意識を持ちながら勉強に励み、何事も自分から行動するということを心がけていきたいと感じています。
- 実際の診療情報管理士の仕事内容を聞いて、知らない業務がたくさんあり驚きました。特に、診療情報管理士におけるドクターズクラークのマネジメント業務のお話が印象に残りました。
- 今回様々な部署の業務のお話を聞いて、どの部署も他の部署との連携がありチーム医療の大切さを改めて学びました。私も人の役に立てる医療従事者になれるように、これからも診療情報管理士を目指して日々勉強を頑張りたいと思います。
- 大学での診療情報管理士になるための勉強と実際の業務ではギャップが大きく、自分は本当に診療情報管理士のお仕事について何も知らないまま大学で勉強していたのだなと痛感いたしました。そのため、大学では勉強しきれない診療情報管理士のお仕事についてや、病院で働いていての実情、どのような思いで医療事務に臨めばよいのかなど、実習に行く前にいろいろ知ることができて本当に良かったです。(中略)患者様にありがとうと言っていただけると疲れが吹き飛ぶというお話にとても感動し、やはり医療従事者を目指したいと感じました。(中略)診療情報管理士の仕事は情報の収集や分析だけでなく、そこからさらに一歩踏み込み病院のためのマネジメントなどプロとしての奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】な役割があることも知ることができました。(中略)こども病院で働く皆さんのような、病院のため、患者様のために全力で働ける医療従事者になりたいという思いが強くなりました。
- 医療従事者として全ての業務が患者さんの命に関わることだといつも心の中に留めていようと思いました。それがすべて原動力になると思います。
- 実習前に病院や診療情報管理士について様々なことを知ることができ、大変勉強になりました。今回のオンライン研修では認識の変化が多くありました。正直なところ、これまで私は診療情報管理士の業務がどのようなものかイメージできていないまま学習を進めているという面が確かにありました。今回、業務について具体的な話を聞かせていただいて、自分が思っていたよりもより高度なことが要求される職業であることを知りました。(中略)今回の研修で診療情報管理士や医療事務のリアルな話を聞き、このままでは勉強不足であると実感しました。今すぐに実務で通用するほどの知識や技術を身に着けるというのは不可能だと思います。しかし、これからはただ資格試験のためにと漠然と講義で習う知識を覚えるだけではなく、実務ではそれをどう活用していくのか等、その先を見据えながら学習していきたいです。この段階で自分の認識の甘さに気が付けたことを好機だと捉えて、着実に将来しっかり使える基礎を固めていきたいです。
- 自分の考えの甘さに気付かされました。診療情報管理士に求められることはレベルが高く、収集した情報と現場の状況を自分で見て考え、解決案を0から作ることで病院の土台ができるのだとわかりました。今日からは、すべての活動にもっと能動的に取り組んでみようと思います。そして、入職した瞬間からプロである自覚をもち、病院で働く意味を理解しなければならないと感じました。責任が重い仕事に心が折れる時は、患者様の力になりたいという目的を見失わないようにしたいです。
- 病院で働いている方の意見を聞く機会が少ないので、聞くことができてうれしかったです。命と向き合うことを一番に考えて、普段の勉強をしてみようと思いました。
- 実習に向けて不安しかなかったのですが、今回様々なお話をお聞きすることができて実習に向けて気持ちを整えることができそうです。また、診療情報管理士の業務内容などを勉強し直し、診療情報管理士の資格取得ができるよう努力していきたいと思います。
例年は、学生が宮城県立こども病院を訪問させていただき研修を受けておりましたが、昨年度から奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】対応のために実施できない状況が続いておりました。次年度に実習を控えている学生にとって、病院職員さんと会話することや、現場の実際業務が何かについて生の話を聴く場があることは、より充実した実習にするためにも、あるいは職業研究という視点からも貴重な学びの機会となります。今年はコロナ禍でも出来ることをやっていこう、これまでのつながりを大切にしたい、??そういった私たちの思いに共感していただき、オンラインでの研修会が実現しました。