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2022/01/24 産業福祉マネジメント学科

学生2名が日本財団学生ボランティアセンターによる軽石除去ボランティアに参加

2021年12月15日から23日にかけて行われた、日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)によるチーム「ながぐつ」プロジェクト 軽石除去ボランティア in 与論島に、産業福祉マネジメント学科から2名の学生が参加しました。

軽石除去作業のようす
軽石除去作業のようす
昨年8月に小笠原諸島沖の海底火山「福徳岡ノ場」が大規模な噴火を起こしました。以降、周辺の島々や奄美諸島、沖縄などに軽石が漂着し、漁業や船の運行、島の景観などに影響を与えています。そんな中、奄美諸島の鹿児島県与論島での軽石除去ボランティアに長岐英恵さんが12月15日から19日の第1陣、佐藤ほのかさん(ともに3年)が同19日から23日の第2陣で参加しました。

?規模の大きいボランティアに初参加 また誰かの役に立ちたい
4泊5日の軽石除去ボランティアでは、沢山の温かい人々に囲まれながら、活動を無事終えることが出来ました。
私にとって、このような規模のボランティア活動は初めての経験であり、単独で参加したことの不安感もありましたが、島民の方々が、会うたびにボランティアに対する感謝の気持ちを伝えてくださり、誰かの役に立っているのだという実感が湧きました。
軽石の漂着問題については、1カ月前までニュースで見ているだけだったのに、実際に自分が除去作業を行っていることに不思議な感覚をおぼえました。地元の「海謝美」のゴミ拾い環境保全活動では、きれいな海を守りたいという気持ちが強まり、写真で見てただ『綺麗だな』と思っていた海が、私にとって思い入れのある大切な海になりました。
今回の参加者の皆さんとの関わりが、私にとってはとても刺激的な経験になりました。ボランティアに参加したことで出会いが生まれ、同じ志を感じ、自然に打ち解け合い、色々な話をしました。この経験を通して、このボランティアが楽しくなったことは間違いないと思います。沢山の人の想いを受けて、私もまた誰かの役に立ちたいというエネルギーが湧いてきました。(長岐英恵)


?メディアでは伝わらない状況を目の当たりにし
与論島に出発する前は、大きな団体のボランティア活動に参加してみたいという気持ちと南の島に行ってみたいというシンプルな感覚がどこかにありました。
しかし、現地に入りメディアでは伝わらない島民の方々の困惑した状況や地元産業への影響などを目の当たりにし、また、前日に軽石を除去し綺麗にしたはずの砂浜が、翌日には砂浜一面が漂着した軽石で覆われる光景を見ると、自分が与論島に来た目的や意義をあらためて考えるようになりました。与論島での滞在中、旅館の女将さんの優しさや道ですれ違う住民の方々が私達を見るだけで「本当にありがとう」と温かい声をかけてくれる、そんな温かく、優しい方々のために働きたいという気持ちが大きくなり、いつの間にか"自分の事"として捉えるようになり、5日間ボランティアを続けることが出来ました。
軽石と言えども、かなりの重労働で正直身体はボロボロでしたが、周りの仲間が一生懸命動いている姿にも感化されました。
私自身とても成長させてもらった活動だと思います。参加した仲間のバックグラウンドを聞き、自分のこれからの人生においてたくさん考えさせられ、この出会いが自分にとって大きなものだと感じています。(佐藤ほのか)
 

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