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2019/04/26 情報福祉マネジメント学科

国際協力NGO職員として働くOB佐藤健さんが「リエゾンゼミⅡ」で講演

国際協力NGO「ピースウインズ?ジャパン」海外事業部でフィールドコーディネーターを務める佐藤健さん(2008年度情報福祉学科卒)が4月19日、情報福祉マネジメント学科のリエゾンゼミⅡで「奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】を卒業し、NGO職員として働くまで」と題し講演を行いました。

携わってきた海外での活動を、真剣な表情で語る佐藤さん
携わってきた海外での活動を、真剣な表情で語る佐藤さん
宮城県大河原町出身の佐藤さんは、白石高から本学に入学し、2008年度情報福祉学科(当時)を卒業。卒業後は仙台でSEとしてIT企業に就職しましたが、その後JICAの青年海外協力隊に参加しタンザニアで約2年半、コンピューター指導のボランティアを経験しました。さらにJICA草の根技術協力事業に採択された本学の「キガリ(ルワンダ)に居住する障害者のためのPCトレーニングを通じた収入創出事業」(14年9月?17年3月)でコーディネーターを務めたのち、現職に至っています。

講演では、主にタンザニアとルワンダの歴史や現地の事情について触れつつ、そこで得た価値観や心境の変化などを、柔らかくも真剣に話してくれました。大学時代にやっておけばよかったことに「語学」と挙げていましたが、スワヒリ語など現地語は赴任後に独学で覚え、授業までできるようになったといいます。

在学時に本学サークルの「ストリートチルドレン芸術祭」で活動するなど元来、国際問題には敏感だった佐藤さんですが、JICAでの経験で「現地の受益者と1人ひとり話し、向かい合う大切さを知るとともに、相手の文化を受け入れる大切さも知った。これでこの業界、NGOで働く決意ができた」といいます。

現在は先ごろ爆破テロの起きたスリランカでの活動がメインという佐藤さん。NGOでの活動内容の説明とともに、被災地、紛争地での困難など、国内にいては考えられないリアルな現実も教えてくれました。