2024/07/29 社会福祉学科
【学び】認知症サポーター養成講座-認知症があっても暮らしやすい地域社会を一緒に考えよう-
社会福祉学科では、7月10日に、1年生のリエゾンゼミⅠの20クラスが一堂に集まり、「認知症サポーター養成講座」を開催しました。本講座は、認知症に関する正しい知識を理解し、認知症の方やその家族に対してできる範囲で手助けをする「認知症サポーター」を養成することを目的としています。
今年は本学関連法人 社会福祉法人東北福祉会 せんだんの里の菅間雅子様、認知症の人と家族が自由に語り合う会「おれんじドア」の鈴木正勝様においでいただき、お話ししていただきました。以下は、講座で説明された内容の一部です。
認知症サポーターとは
認知症サポーターは、特別なことをする人ではありません。認知症を正しく理解し、認知症を自分事として考え、相手の言葉に耳を傾け、ちょっとした気遣いができる人を指します。また、認知症の方と共に行動することができる人でもあります。
認知症について
認知症になることは特別なことではありません。誰もが人生の中で認知症になる可能性があります。今、認知症ではない人も、他人事と捉えずに、認知症の人を、少し先の自分自身と考えてみてください。認知症になっても、何もわからなくなって、常に誰かの助けが必要になるわけではありません。確かに、脳に働きづらい部分が生じて、苦手になることもあります。それでも、できることはたくさんあります。その力を失わないためにも、やれることはやりたいと思っています。
認知症があっても暮らしやすい地域共生社会とは
認知症があっても暮らしやすい地域はこのような地域だということはありません。認知症がある方が、 Aという地域では問題なく暮らせていたのに、 Bという地域に行ったら、さまさまな課題が出てくるということもあるでしょう。そんなときに、認知症がある方と一緒に、何かできることはないだろうかと考える人が多くいる地域こそが、認知症があっても暮らしやすい地域共生社会かもしれません。
認知症を正しく理解する
認知機能の障害により、今まで当たり前にできていたことが難しくなってきます。なぜ難しくなってきたのかを周りの人たちが正しく理解し、適切な対応や生活の工夫等のお手伝いができれば、認知症があっても住み慣れた家や地域で安心して暮らし続けることができます。
認知症当事者の方から
認知症の人と家族が自由に語り合う「おれんじドア」の鈴木正勝様とご家族から、貴重なお話しを伺うことができました。まず、認知症と診断されたときに、ご自分や家族がどのように感じたのかについて伺いました。
また、認知症になったら何もできないというイメージがあるかもしれないけれども、実際は普通に暮らして、いろいろな活動に参加して毎日を過ごしている、ということもお話ししていただきました。そして、その様子をご家族がどのように感じていらっしゃるかについても話を聞くことができました。最後に認知症当事者から学生たちに伝えたい言葉として「一番大切なことは、自分の気持ちをしっかりと持っていること、そして気持ちで負けないこと」というメッセージをいただきました。
本学では、これからも地域の皆様と協力し、認知症についての理解を深める活動を続けていきます。認知症サポーター養成講座を通じて、認知症の方々が安心して暮らせる地域づくりに貢献していきたいと考えています。
認知症サポーターは、特別なことをする人ではありません。認知症を正しく理解し、認知症を自分事として考え、相手の言葉に耳を傾け、ちょっとした気遣いができる人を指します。また、認知症の方と共に行動することができる人でもあります。
認知症について
認知症になることは特別なことではありません。誰もが人生の中で認知症になる可能性があります。今、認知症ではない人も、他人事と捉えずに、認知症の人を、少し先の自分自身と考えてみてください。認知症になっても、何もわからなくなって、常に誰かの助けが必要になるわけではありません。確かに、脳に働きづらい部分が生じて、苦手になることもあります。それでも、できることはたくさんあります。その力を失わないためにも、やれることはやりたいと思っています。
認知症があっても暮らしやすい地域共生社会とは
認知症があっても暮らしやすい地域はこのような地域だということはありません。認知症がある方が、 Aという地域では問題なく暮らせていたのに、 Bという地域に行ったら、さまさまな課題が出てくるということもあるでしょう。そんなときに、認知症がある方と一緒に、何かできることはないだろうかと考える人が多くいる地域こそが、認知症があっても暮らしやすい地域共生社会かもしれません。
認知症を正しく理解する
認知機能の障害により、今まで当たり前にできていたことが難しくなってきます。なぜ難しくなってきたのかを周りの人たちが正しく理解し、適切な対応や生活の工夫等のお手伝いができれば、認知症があっても住み慣れた家や地域で安心して暮らし続けることができます。
認知症当事者の方から
認知症の人と家族が自由に語り合う「おれんじドア」の鈴木正勝様とご家族から、貴重なお話しを伺うことができました。まず、認知症と診断されたときに、ご自分や家族がどのように感じたのかについて伺いました。
また、認知症になったら何もできないというイメージがあるかもしれないけれども、実際は普通に暮らして、いろいろな活動に参加して毎日を過ごしている、ということもお話ししていただきました。そして、その様子をご家族がどのように感じていらっしゃるかについても話を聞くことができました。最後に認知症当事者から学生たちに伝えたい言葉として「一番大切なことは、自分の気持ちをしっかりと持っていること、そして気持ちで負けないこと」というメッセージをいただきました。
本学では、これからも地域の皆様と協力し、認知症についての理解を深める活動を続けていきます。認知症サポーター養成講座を通じて、認知症の方々が安心して暮らせる地域づくりに貢献していきたいと考えています。
学生の感想
- 今回の授業を通して、認知症のイメージが大きく変わったことがいちばん大きい。
これまで持っていた認知症のイメージは介護者の負担が大きく、目を一瞬でも話すとどこかへ行ってしまうというようなものであった。今回鈴木正勝さんの話を伺い、外での活動に参加していることに衝撃を受け、認知症に対する自分の知識の乏しさを感じた。 - 私は今回で3回目の認知症サポーター講座を受講しました。私は、高校の時に介護実習を通して実際に認知症を患っている方と関わってきました。しかし、今回の講座で初めて認知症を患っている方から実際の症状などについて話を聞くことができ、新たな知識を学ぶことが出来ました。特に認知症は見当識障害や記憶障害などの記憶に関する障害だけではないことを学ぶことが出来、一人ひとり症状の種類や程度に違いがあると改めて考えることが出来ました。
- 私の曾祖母は認知症で何回も同じ質問をしてくる。毎日のように散歩に行っていたが、行く頻度が減ってしまった。また、認知症になってから少し元気がなくなっていたように感じた。認知症の人同士で集まり会話する会を定期的にやることで生きることが楽しくなると思う。将来このような人々のサポートにつける仕事に就きたいと考えている。暮らしやすい地域づくりを考えたいと思う。