2025/10/30 社会福祉学科
【活動報告】社会福祉学科 石附ゼミ、岩手県宮古市川井地区でフィールドワークを実施
社会福祉学科 石附ゼミの3年生が、9月16日から18日の3日間、岩手県宮古市川井地区(旧川井村)を訪問しました。同地区への訪問は今年で3回目となります。 社会福祉法人川井心生会様、宮古市社会福祉協議会かわい地域包括支援センター様のご協力のもと、人口減少?過疎化が進行する地域における高齢者の生活実態と、それを支える保健医療福祉専門職や住民の取り組みについて学ぶことを目的としてフィールドワークを実施しました。
専門職から学ぶ地域の課題と実践
初日は、川井地域振興センターにて特別養護老人ホーム心生苑の畠山充施設長、夏屋郷治介護支援専門員、かわい地域包括支援センターの永田寿美子管理者にご参加いただき座談会を行いました。畠山施設長(社会福祉士)と永田管理者(保健師)から、それぞれの専門的立場から長年にわたる同地区での実践と地域課題の変遷についてお話を伺い、学生との活発な意見交換が行われました。
高齢者宅への訪問とインタビュー
2日目は、高齢者のお宅を訪問しました。午前中は、学生が一人ずつ専門職の方々に同行し、介護保険サービス等を利用しながら在宅生活を継続している方の暮らしの実際を学びました。午後は2グループに分かれ、ご夫婦で生活されている高齢者宅を訪問し、インタビュー調査を行いました。
住民との交流と地域活動の視察
最終日は、旧川井村の最西端に位置する門馬(かどま)地区を訪問しました。学生たちは「門馬カフェ」に参加し、地元の高齢者の方々と一緒に認知症について学習した後、お茶を飲みながら楽しく交流しました。また、同地区では、有志による「門馬地域送迎チーム」が高齢者の貴重な移動手段として活躍しています。当時、生活支援コーディネーターとして地域の移動支援の問題に関わり、現在は門馬地区集落支援員の引屋敷千春さんや、チームリーダーの去石徹さんをはじめとするメンバーの方々から、送迎チーム結成の経緯や運営上の課題など、具体的なお話を伺いました。
今回の合宿を通じて、学生たちは過疎化と高齢化が急速に進む地域の課題と、それに対する専門職?住民の方々の具体的な取り組みを肌で感じることができました。住民や専門職の方々との対話は、地域やそこに暮らす人々への思いに触れる貴重な機会となりました。ゼミでは、これからフィールドワークで収集した情報を基に、報告書作成に取り組みます。
ご協力いただきました宮古市川井地区の専門職の皆様、そして温かく迎えてくださった住民の皆様に、心より感謝申し上げます。 文責 石附敬
ご協力いただきました宮古市川井地区の専門職の皆様、そして温かく迎えてくださった住民の皆様に、心より感謝申し上げます。 文責 石附敬
ゼミ生の感想
“多くの方が「人とのつながり」を大切にされており、地域で支え合いながら暮らしている様子が印象的でした。また、専門職の方との信頼関係の中で本音を話されている姿を見て、寄り添う姿勢の奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】性を実感しました。”
“地域住民の皆様に話を聞いたとき、様々な経験をされており、色々な考え方があるのだと、私の人生を広げてくれるような話が聞けました。”
“門馬地域の認知症カフェや地域送迎チームの方のお話を聴くことができ、人が少ない地域でまた、高齢化が進む中での地域活性化や地域課題の解決に向けた活動や、移動手段を失っていく中で高齢者の方や移動が不自由な方がどのように生活をするのかを知ることができ、貴重な経験となりました。”
“綺麗な川や雄大な山々は自然の美しさを感じられるだけでなく、地域住民の方も温かく、通り過ぎるだけなんてもったいないと感じるほど素晴らしい地域でした。”
“地域住民の皆様に話を聞いたとき、様々な経験をされており、色々な考え方があるのだと、私の人生を広げてくれるような話が聞けました。”
“門馬地域の認知症カフェや地域送迎チームの方のお話を聴くことができ、人が少ない地域でまた、高齢化が進む中での地域活性化や地域課題の解決に向けた活動や、移動手段を失っていく中で高齢者の方や移動が不自由な方がどのように生活をするのかを知ることができ、貴重な経験となりました。”
“綺麗な川や雄大な山々は自然の美しさを感じられるだけでなく、地域住民の方も温かく、通り過ぎるだけなんてもったいないと感じるほど素晴らしい地域でした。”

(旧Twitter)
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