社会福祉学科3年の角美里さんが、今年度も「オールジャパンケアコンテスト」において奨励賞を受賞しました。昨年度に続く、2年連続での受賞です。
角さんは、社会福祉士と介護福祉士の国家資格取得を目指す「ダブルライセンス」学生として学修に励んでいます。
本年度は、ソーシャルワーク実習と動画投稿期間が重なる多忙な時期に、わずか1日でアセスメントと動画撮影に取り組み、今回は、レビー小体型認知症の利用者に対する移動?食事支援のアセスメントと実技に挑戦しました。
限られた時間の中でも、利用者の理解を深め、丁寧な観察と的確な判断を重ねながら課題に集中して取り組んだ姿勢が高く評価されました。

講評では、
?利用者の意向を尊重し、同意を得ながらケアを行おうとする姿勢
?症状や疾患の特徴を踏まえた対応の工夫
?手指消毒を見せてから利用者にも促すなどの、自立を支える配慮
が特に優れていると評価されました。
また、歩行介助や食事介助の場面でも、利用者の身体状況に応じた支え方や姿勢の調整にさらに工夫を加えることで、より質の高いケアが実現できるとの助言も寄せられました。

角さんは、「短い時間でも最善を尽くしたい」という思いで実技に臨みました。
今後も学びを重ね、利用者一人ひとりに寄り添う福祉専門職を目指しています。