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2022/10/25 社会福祉学科

清水ゼミのフィールドワーク活動の紹介(1)8月(南三陸町?気仙沼市)

清水冬樹准教授が担当するリエゾンゼミⅢでは、夏季休業を利用して、宮城県の沿岸部地域における子ども?子育て支援の現場へ伺い、子どもへの支援の実態やあり方について学びました。
清水ゼミでは、大学近隣にある「ひなたぼっこ」で、学習支援を通じた子どもの居場所づくりに取り組んでおります。今回の、沿岸部でのフィールドワークの目的は①仙台のような都市部ではない地域での居場所づくりの価値や役割は一体どのようなものか、②地域に関わらず子どもたちに居場所があるということにどういった意義があるのか、③東北におけるソーシャルワークで必ず視野に入れなければならない東日本大震災について学ぶというものでした。
8月は宮城県南三陸町気仙沼市で、9月は石巻市でフィールドワークを行いましたが、この記事では8月のフィールドワークについて紹介します。

語り部の小野寺さんのお話を伺っている様子
語り部の小野寺さんのお話を伺っている様子

南三陸町では、はじめに東日本大震災についての語り部活動をしている小野寺翔さんのお話を伺いました。小野寺さんは中学校2年生の3月に被災を経験し、現在林業を営みつつ語り部活動をされています。

次に、気仙沼市東日本大震災遺構?伝承館へ見学にいきました。

そしてこの日の最後は、子供たちの居場所づくりの活動について調べるため、東日本大震災後に開設された冒険遊び場(プレーパーク)である気仙沼あそびーばーへ伺いました。

南三陸町で、語り部の小野寺さんにお話を伺った感想

中学二年生の時に被災した小野寺さんの話を聞いて、有事の際の学習支援の在り方について、特に二つのことを学びました。

一つ目は、震災と学習支援との関りにおいて、学習支援という居場所の利用を、利用者が選択できることが大切であることを学びました。施設の設置や取り組みの実施により、支援する体制が整っていることが被災者の安心感に繋がっていると思いました。

二つ目は、子どもたちにとって、話を真剣に聞いてくれる、友達でも、家族でも、先生でもない大人の存在が大切だということを、改めて学ぶことができました。私たちは、ゼミの活動で支援等における第三者の大人の奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】性について学ぶ機会が多くあります。しかし、実際に第三者の大人と関わってどう感じたのかを聴くことができ、支援の方法の在り方について詳しく学ぶことができました。同時に、支援が提供される場に偏りが生じてしまうことが課題点として分かり、偏りが出ないための方法を今後の活動に向けて考える良い機会になりました。

 

震災遺構を見学しての感想

気仙沼市東日本大震災遺構?伝承館の様子
気仙沼市東日本大震災遺構?伝承館の様子
気仙沼市東日本大震災遺構?伝承館を見学して、沿岸部の被災状況をあまり知らない私たちは衝撃を受けました。

伝承館には、気仙沼向洋高校旧校舎が、被災したそのままの形で残っていました。

流れ着き、重なり合った車や、校舎に流れて入ってきた車や、崩壊した教室を見学することができ、また隣接する施設では、震災時の映像や経験した方々のインタビュー映像を見ることができました。

伝承館を見学し、被災時の状況を知るとともに、被災した当時の子どもたちの心境を深く考える機会になりました。


あそびーばーを見学しての感想

 あそびーばーの見学
あそびーばーの見学
 あそびーばーを見学して学んだことは、二つあります。

一つ目は、大人たちが子どもたちの自主性を大切にすることです。あそびーばーには、他の公園で見かけないような手作りの遊具が設置してあり、中には私たちから見て危険に思う遊具もありました。しかし、遊具の使用を禁止するのではなく、使うにあたって子どもが予測できない危険性について大人が注意し、それ以上は子どもの判断に任せていました。そこから、子どもたち自身に遊具の安全な使い方を考えさせることの必要性を学びました。

二つ目は、あそびーばーの活動が、子ども以外のところにも良い影響をもたらしていることです。使わなくなった子ども服を保護者の方々が持ち寄ったり、あそびーばーで採れた野菜を売ったりするといった地域との交流があり、地域の特性により生じる影響に違いがあることが分かりました。

南三陸町?気仙沼市の活動を振り返って

今回の見学では、多くの場所を見学することができました。そのため、時間に追われてしまうこともありましたが、普段の生活では聞くことのできない貴重な話を聞くことができました。
震災で被災した地方の子ども支援を知ることで、当時の子どもたちが大人に求めていたことを深く考えることができました。
ひなたぼっこで支援をしていくために、子どもたちにどのようにアプローチしていくことが必要であるのかを改めて考える機会になりました。

 

※ このフィールドワークは大学への申請をした上で、感染症対策を行い実施しています。

※ 写真の掲載は各フィールドワーク先から許可をいただいています