柴田 理瑛ゼミ(認知心理学 / 発達心理学)
認知心理学と発達心理学の知見を統合したアセスメントツールの開発を目指しています。
研究内容
これまで、東日本大震災以降に生まれた乳幼児に対する保育支援や保護者支援を行ってきました。具体的には、乳幼児の発達を、年齢や発達段階に応じて、運動機能、認知機能、言語機能、社会性、アタッチメントといった5つの要因によってアセスメントをするための研究を行っています。これらの要因は、行動分析心理学、発達心理学、認知心理学といった領域では代表的な要因ですが、これまで統合的なモデルは提案されていませんでした。保育所巡回での研究と実践を積み重ねながら、これらの領域を統合したアセスメントツールや保育プログラムの開発を目指しています。
ゼミの特色
2年次のゼミでは、それぞれの興味関心にそった内容の英語論文の講読に挑戦し、理解した内容を資料にまとめ発表しています。発表会でのディスカッションを通して、理解を深めながら、3?4年次は学生ひとりひとりが設定したテーマに従って研究を行います。これらのゼミ活動を通して、日常に潜む心理学のテーマに迫りながら、英文読解力や批判的思考を養います。調査内容の発表を通して、自他を尊重しながら主体的に発信するスキルを修得し、どのような状況でも創造的なディスカッションができるようになることを目指します。