2021/09/01 福祉心理学科
【お知らせ】『プロ野球「熱狂」のメカニズム』が出版されます
2021年8月に東京大学出版から『プロ野球「熱狂」のメカニズム -ファン行動とマネジメントの計算社会科学』が出版されます。分担著者である福祉心理学科?中川裕美助教からコメントをいただきました。
中川裕美助教からのコメント
本書のテーマは、プロ野球ファンにおける「熱狂」現象の本質を社会科学の手法を用いて分析し、説明することです。一般向けに分かりやすい形での執筆を心がけました。
私が担当した第1章では、まず、広島のカープファンがどれだけ熱狂的な行動 (ファンの交通規制しにきた警察官を胴上げする、ファン同士でハイタッチリレーを行うなど) をとっているのかを紹介しました。それを踏まえた上で、熱狂しているカープファン同士が、なぜこのような集合的な行動をとり、友好的に振る舞いを見せるのかを社会心理学の視点から説明しています。これは、野球ファンだけに限られた話ではなく、世の中に存在する様々な社会集団にも当てはまる話です。章の最後にあるコラムでは、熱狂的な野球ファンがアルコールを摂取した時の危険性やファンの男女差を進化心理学の視点から紹介しました。
アカデミックな内容を取り入れながら、読み物としての面白さを意識しました。関連する書籍として、これまでに『プロ野球「熱狂」の経営科学』が出版されています。本作も前作と同様、ボリューミーな内容になっておりますが、ぜひお手にとっていただけると幸いです。
私が担当した第1章では、まず、広島のカープファンがどれだけ熱狂的な行動 (ファンの交通規制しにきた警察官を胴上げする、ファン同士でハイタッチリレーを行うなど) をとっているのかを紹介しました。それを踏まえた上で、熱狂しているカープファン同士が、なぜこのような集合的な行動をとり、友好的に振る舞いを見せるのかを社会心理学の視点から説明しています。これは、野球ファンだけに限られた話ではなく、世の中に存在する様々な社会集団にも当てはまる話です。章の最後にあるコラムでは、熱狂的な野球ファンがアルコールを摂取した時の危険性やファンの男女差を進化心理学の視点から紹介しました。
アカデミックな内容を取り入れながら、読み物としての面白さを意識しました。関連する書籍として、これまでに『プロ野球「熱狂」の経営科学』が出版されています。本作も前作と同様、ボリューミーな内容になっておりますが、ぜひお手にとっていただけると幸いです。
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