2023/03/27 福祉心理学科 研究
【報告】第139回心理学コロキアムが開催されました
2023年3月22日(水)に、第139回コロキアムが開催されました。福祉心理学科教授の三谷聖也先生から、「点?線?面-こころの支援をデザインする-」というテーマでお話しいただきました。以下に、発表の概要を紹介します。
三谷聖也 教授 「点?線?面-こころの支援をデザインする-」
人とデザインが不一致の状況で人を変えるのではなくデザインのほうを変えるというオルタナティブな支援法に関する一連の研究を報告しました。前半は文部科学省の受託研究として取り組んだ発達障害とデザインに関する研究プロジェクトの経過と成果の一部を報告しました。成果としては同プロジェクトで開発された「発達障害=特性×社会的障壁」という支援モデルと疑似体験ワークの概要を紹介しました。成果普及に関しては、誰にどのような教材を配布することが教育効果を高めるのかについて検討することも意義があることを示しました。後半は抽象画家のヴァシリー?カンディンスキー(1926)の『点と線から面へ』という著作で展開された造形理論に基づき、心理療法のプロセスを捉え直すことで見えてきた最新の研究知見を紹介しました。
参加者の声
『発達障害=発達特性×社会的障壁という三谷先生の考え方は、社会福祉の理論とも一致していて「支援」の普遍性を感じました』(大学院生)
『支援者である教師にも、発達障害の理解に不一致があることを知り、それが子供への支援を難しくしているのではないかと感じました』(学部1年生)
第139回のコロキアムは、2019年以来ようやく参加者が一堂に会した対面開催が叶い、教員だけでなく学生も参加する活力溢れる学びの機会となりました。発表後は活発な質疑が交わされ、盛況のうちに終了しました。
『支援者である教師にも、発達障害の理解に不一致があることを知り、それが子供への支援を難しくしているのではないかと感じました』(学部1年生)
第139回のコロキアムは、2019年以来ようやく参加者が一堂に会した対面開催が叶い、教員だけでなく学生も参加する活力溢れる学びの機会となりました。発表後は活発な質疑が交わされ、盛況のうちに終了しました。
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