2024/05/30 教育学科
【教育学科】教員インタビュー 山﨑敦子准教授(初等教育専攻幼保コース担当)
山﨑敦子准教授へのインタビューです。保育者としてのこれまでの経験を踏まえ、保育の魅力や面白さ、必要な資質、保育者を志望する高校生の皆さんへのメッセージを話してもらいました。保育の仕事に少しでも興味のある方はぜひ御覧ください。
なぜ保育者養成校の教員を志したのですか?
子どもが目をキラキラ輝かせ、夢中になれるような遊びや活動を、あれこれ考えることが大好きで、大学院修了後、保育の道に進みました。想像した通りのおもしろい仕事で、公立、国立、私立の3つの幼稚園で計16年間勤めました。その後、前任校からお声をかけていただき、保育者を養成する側にまわりました。保育者時代は「魅力的な環境構成」について四六時中考えてきました。教員になり対象が「幼児」から「学生(大人)」へと変わってからも、「学生たちが子どものようにワクワクする授業」を日々追求しています。これまでの実務経験をいかし、一人でも多くの学生たちに保育の仕事のやりがいや素晴らしさを伝えることが自分に与えられた使命だと思っています。
保育の魅力は、何だと思いますか?
「保育の魅力は?」とこれまで何度も聞かれてきました。一言で答えることは難しいといつも思います。常に笑顔あふれる環境で、子どもの成長の一瞬一瞬に立ち会えるだけでなく、自分自身も子どもと共に成長できるところ、子どもからたくさんの元気とパワーをもらえるところは大きな魅力の一つです。また、保護者の方からいただく温かい感謝の言葉も心の支えになります。大変なことはもちろんありますが、それをはるかに上回る大きな喜びとやりがいをあらゆる場面で感じられるとてもすてきな仕事だと思います。
保育者に必要な資質とはどのようなものと考えていますか?
笑顔? 元気? 豊かな感性? コミュニケーション能力?などなど、さまざまな資質が考えられますが、すべて入口でしかありません。「子どもが好き、人が好き」という気持ちがあれば、魅力的な保育者になれる可能性は誰にでも十分にあります。自分自身の持ち味を発揮して、理想とする保育者像に少しずつ近づけるよう努力を積み重ねる姿勢が不可欠だと思います。
保育者を志す高校生の皆さんへメッセージをお願いします。
保育の仕事はとても奥が深いです。答えを探し求めて、一生懸命考えたり試したり喜んだり悩んだりしながら無我夢中で子どもと向き合って、気がつけばどっぷりと浸っていた…そんな世界です(子どもって本当に面白いですよ!)。子どもたち、保護者の方々からいただいたたくさんのお手紙は今でも私の大切な宝物です。是非一緒に保育について、子どもについて、楽しく学びましょう。お待ちしています!
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