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2024/10/28 教育学科

【教育学科】大崎市吉野作造記念館?小島主任研究員による講話を行いました(中等教育専攻?リエゾンゼミⅠ)

10月9日(水),教育学科中等教育専攻のリエゾンゼミⅠ(38?39組合同)では、大崎市吉野作造記念館?小嶋翔主任研究員を講師に招き、「学校と博物館の関係を一から考えてみる」という演題でお話しいただきました。

講話は,社会科見学など校外学習の場としての博物館をめぐる今日的な課題の指摘にはじまり,資料の収集?保存や研究,自治体における文化財保護といった利用者の立場からは見えにくい博物館のさまざまな機能の紹介,文教政策の不備や社会構造の変化に起因する博物館の厳しい経営状況,博物館が学校現場に対して望むことなど,多岐にわたる内容となりました。教育が学校のなかだけで完結する閉鎖的な営みではなく,地域の文化を豊かにするような開かれた実践であってほしいという小嶋さんのメッセージは,今後の教育が目指すべき方向性について博物館の立場から発せられた問題提起と言え,学生たちにとって大切な学びのきっかけとなりました。
 
 〈学生たちの声〉 ※一部を抜粋
〇 生涯学習が叫ばれる現代社会で博物館や美術館の学びは大切だと考えました。しかし,博物館や美術館は,学校に比べて「学びの場」という印象が抱かれにくいという問題を以前ほかの講義で学修しました。そのため,学生のうちから自主学習の場として博物館などに行く習慣をつけておくためにも,博学連携は生徒の将来においても大切であると考えました。
〇 現在では動画やネットなどで様々な歴史や科学などについて学ぶことができますが、実際にこの目で見たり、実際にその説明を時間をかけて聞いたりすることが大事だと考えていました。そのため、将来、教員になったら、たとえ英語担当であろうとそのような施設に関する教えを展開していきたいと感じました。博物館やほかの施設に行って英語を探すことで改めて英語が今の社会ではとても身近なものだと感じさせることができると思っています。
〇 お話を聞く中で大都市でない、地方の博物館や資料館等は年々来館者数が減っている現状が明らかになりました。今のままでは郷土史をはじめとし、日本の歴史を語り継ぐ人がいなくなるのも、そう遅くはありません。せっかくそのような場所があるのに活用しないのは、地域の財産を放棄しているようなものであると思います。
〇 とくに面白いと感じたのが博物館?美術館の見えない仕事の部分で,資料を収集し,整理?目録作成をしていたり,あるいは一般市民の問い合わせに対応していたりと,とても幅広く業務をしていることで,これはもっと周知される必要があり,より積極的に広報されるべきことと感じました。
 
講話中の小島主任研究員
学生たちは真剣に聴講

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