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2018/11/08 教育学科

【学生報告】宮城県立視覚支援学校の学校公開に参加(安藤ゼミ)

宮城県立視覚支援学校の前で
安藤ゼミ(中等教育専攻)では10月18日、宮城県立視覚支援学校の学校公開に参加しました。

授業公開では、実際に児童生徒の見え方に配慮した環境での学習活動を見学することができました。点字教科書や拡大教科書を用いた授業内の配慮だけでなく、学校全体に様々な配慮がありとても驚きました。

教室の入り口には、多様な種類のマスコットがぶら下げられ、それに触ることで自分の教室を確認したり、クラス名を記入する際、色の違う画用紙を使用して貼り、その色で教室を把握したりしていることを知りました。

さらに、立体コピー機を使って平面の日本地図を浮き上がらせている教材を実際に見させていただきました。目が見える私たちにとっては当たり前の物の形や大きさは、視覚に障がいのある方には当たり前ではなくイメージしにくいということを知り、具体的に触って形や大きさをイメージできるように工夫していることがわかりました。 
実際に使わせていただいた点字器
授業を見学した後、さらに、午後からは弱視体験や点字を打つ体験もさせていただきました。弱視体験では、視野狭窄と白濁を疑似的に体験しました。視野が狭かったり、ぼやけていたりして歩くのがとても怖かったです。また、文章を読んだり、情報を得たりすることが容易ではないことを実感しました。

さらに、実際に点字を打たせていただきました。情報化が進み、点字以外から情報を得られることが多くなったというお話を伺いましたが、視覚に障がいのある方にとって点字はとても大切な伝達方法であり、コミュニケーションの手段であるということを知りました。

私は将来、中学校の教員になることを目指しています。今回の貴重な体験を今後の学習に活かしていきたいと感じると共に、積極的に障害のある方々の手助けを行っていきたいと思いました。(2年 大内星李) 

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