渡会ゼミでは、3月3日（日）宮城県志津川高等学校音楽部第41回定期演奏会に共演として招かれ、吹奏楽経験者でメンバーを構成し合同演奏を行いました。

今回の演奏は、2016年11月に南三陸町の中瀬町仮設住宅集会所にゼミで訪れ、演奏を行ったことなどから、実現に至りました。会場は前回の仮設住宅から町営志津川西復興住宅集会所に移り、復興が進んでいることが感じられました。渡会ゼミでは、教員やゼミのOBなども含め5人で、志津川高校音楽部のメンバーの中に入り、演奏しました。

演奏活動を通じて、地域の高校生が地域と密接につながっていることを感じました。演奏者とお客とのやり取りがあり、途中休憩中にはお客さんから演奏者にお茶を振る舞われ、交流が行われました。集会所に集まった満員の観客がみな笑顔で聞いてくれるなど、演奏しやすい雰囲気でした。演奏後には感謝してくださる姿に感銘を受けました。また、高校生の演奏者も音楽が好きだということを感じました。

終演後に「中瀬の仮設のときも見ました」「また来てください」と声をかけていただきました。震災が起きてからまもなく8年が経過しようとしています。今後も演奏を通じた地域との交流を大切にしていきます。