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2019/07/03 教育学科

【学科報告】「らしさ」を離れ、「当たり前」を疑う(文化人類学受講生)

博物館学芸員資格に関連する「文化人類学」(担当:安藤)では、6月に「ジェンダーと文化」についての講義を行いました。文化人類学がこれまでジェンダーをどのように捉え、研究してきたのかを解説した後、男女が日常の一場面を入れ替えて体験するグループワークを行いました。

男子学生は、ストッキングとハイヒールを履いて、キャンパスを歩く体験を、女子学生はスーツ姿にネクタイを結ぶ体験をしました。男子学生からは「足が蒸れるし、階段では転びそう。ハイヒールで外を歩くのはとても大変」、女子学生からは「ネクタイを1日結んでいたら、窮屈で苦しい」といった感想が出され、それぞれが「男らしさ」「女らしさ」を一時的に離れて、自身や社会を見つめ直すきっかけを得ました。

 「文化人類学」では、自分の中の「当たり前」を見直し、普段とは異なる視点に立つことで、他者への想像力を膨らませること、私たちはいかに社会的、文化的に形作られているのかを感じることを大切に、講義を展開しています。

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