2022/12/16 教育学科
【学生報告】教育学科における専門科目(学芸員課程)を受講して
教育学科での専門科目(学芸員課程)の学修
私が福祉大に入学するにあたっては、教員を志望していたことももちろんありますが、大きな理由として、「社会科の教科書に書かれている多様な事項を学問的観点から深く研究したい」ということがありました。
教育学科中等教育専攻の学生を対象とした学芸員課程では、学芸員の資格を得るために、文化財や博物館における資料の保存?管理に関する必履修科目のほか、自らの関心に合わせて①考古学②古文書学③民俗学④美術史の中から1つを選択し、知識を深めます。私は古文書学を主の選択としつつ、その他の考古学?美術史についても関心を持っていたため、結果的に周りの学生よりも多くの分野を受講しました。
ここまでを読んで、「教員養成とはあまり関係がないのではないか?」と思われる方もいるかもしれませんが、この課程を通じて得た学びは、教材を作成する上での大きな強みとなっています。1つは博物館を訪れたときに文書の内容がキャプションなしでも若干理解できるようになることや用いられている技法が推定できるようになることです。もう1つは、当時の人々が込めた思いや工夫、社会情勢の反映などを、授業を組み立てる要素として昇華できることです。
また、現場に出たときに「子どもたちにも理解しやすい視点とはどうあるべきなのか、どのように視点を転換するべきなのか」を考えることができるようになる上でも、こうした学びが大きく寄与すると考え、日々の学修に取り組んでいます。 (下山ゼミ3年 星 郁花)
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