2023/05/29 教育学科
【教育学科】教員インタビュー 伊勢恵准教授(英語科教育担当)
初夏を思わせる風が心地いい5月。新入生もキャンパスライフに慣れ、元気に学んでいます。
そのような中、小、中学校課程で英語教育を担当している伊勢恵准教授に教員を志望する高校生の皆さんへのメッセージを話してもらいました。
-------------伊勢先生は小学校の英語専科教員経験があるとのことですが、なぜ教員を志したのですか?
私は幼いころから外国の絵本や英語のクリスマス?ソングを耳にしていたこともあり、外国への強い関心を持っていました。大学3年の時に初めてアメリカのペンシルバニアへ短期語学留学したのですが、英語が使えることで広がる世界の面白さを実感し、この楽しさを多くの子どもたちにも伝えたいと考えたのがきっかけです。
-------------実際に、小学生に英語を教えてみていかがでしたか?
最初は難しかったのですが、慣れてくると、どんどん楽しくなりました。小学校外国語教育では「英語を使いながら慣れ親しむ」ことからスタートしますが、そのための教材は絵本や歌、動画など幅広く、楽しいものが多いです。また、何らかのテーマや他教科の内容を取り入れることもできます。例えば、私はハワイで大学院時代を過ごしましたので、何度もきれいな虹を目にしていました。その経験から、How’s the weather? の単元では、ハワイの天気予報を活用し、虹の見えそうな日を予想する活動を加えました。このように、自分の経験や得意分野をいかすことができることも魅力の一つです。加えて、子どもたちの素直な反応を肌で感じることができるという面白さもありました。
-------------英語教育を担当する教員に必要な資質とはどのようなものと考えていますか?
子どもたちの気持ちや考えを引き出すための共感力とコミュニケーション力はとても大切です。子どもたちの言葉に耳を傾け、話を広げながら会話を楽しむ姿勢が必要です。また、英語に慣れ親しませるには、さまざまな視点からのアプローチが必要なので、教員自身が物事に関心を示し、幅広い知識を持つことも必要でしょう。
-------------最後に、教員を志望する高校生の皆さんへメッセージをお願いします。
本学の教育学部には学校で働いた経験のある教員が多く、ゼミの種類も豊富です。本学教育学部で様々な実践的な学びを通して、自分の得意分野を極めてみませんか。教員になりたいという皆さんの夢を応援します。
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