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2021/01/05 教育学研究科

【学生報告】開発単元が持つアクティブ?ラーニングの視点からの授業改善の有効性

奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】大学院教育学研究科に所属する学生の活動を紹介します。

はじめに

11月28日に奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】社会科教育研究会が開催されました。大学院生大脇賢次さんの活動報告として、発表の要旨を掲載します。大学院生が研究会で発表することはとても大切だと考えています。
 

発表の要点

「開発単元」は、昭和26年学習指導要領試案に始まり、平成29年告示の学習指導要領まで60年以上にわたって、小学校4学年社会科の地域学習の中核を成してきた。発表者が計画している開発単元は、角田市を南北に縦走する阿武隈川周辺の角田地区と枝野地区および角田市の西部に位置する角田丘陵のふもとの西根地区での新田開発を題材にしたものである。この開発単元は、新学習指導要領で提唱されているアクティブラーニングの視点に立つ授業改善、つまり「主体的?対話的で深い学び」の視点に立った授業改善に極めて有効だと考える。本発表は、この有効性を確認するものである。

解説

1 開発単元について
「開発単元」は小学校学習指導要領第4学年社会科の大項目の一つであり、歴史的経過でみると、「郷土の開発」を中心に扱ってきた内容であることから、教員や研究者から「開発単元」といわれてきた。新学習指導要領(平成29年告示)では、開発単元を以下のように示している。
〔第4学年〕内容の(4)「県内の伝統や文化,先人の働きについて,学習の問題を追究?解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるように指導する。地域の発展に尽くした先人は,様々な苦心や努力により当時の生活の向上に貢献したことを理解すること。当時の世の中の課題や人々の願いなどに着目して,地域の発展に尽くした先人の具体的事例を捉え,先人の働きを考え,表現すること。

2 発表者が目指す開発単元
目指す開発単元の名称は「水源を求めて」である。学習課題を「角田市の3地区の灌漑用水の違いを考えよう」とし、課題追求の方法は、3地区の複線型カリキュラムの学習である。3地区とは、河川の東部地区、河川の西部地区、河川から離れた丘陵部の地区を想定している。複線型カリキュラムの導入では、全児童で課題を把握し、児童が追究してみたい地区の開発事例を主体的に選択する。展開では、選択した地区ごとに分かれ、追究する。追究の方法は、主体的、対話的に行う。具体的には、実地踏査 地域の人のお話を聞く、先人の苦労の歴史や地理的な特色を調べる  年表作りなどである。まとめの段階では、全児童で対話的に行い、深い学びに繋がるようにする。具体的には、3地区の開発の違いや共通点を話し合い、追究しあう。

3 「開発単元」が持つ「アクティブ?ラーニングの視点からの授業改善」の有効性
①「主体的な学び」を促す授業改善の可能性
「開発単元」は、身近な地域の事象を扱うことで児童の興味関心を高めることができる。また、身近に用水などの事象が見られるので、実地踏査などの体験学習を行いやすく、追究の見通しが容易である。よって、児童は主体的に計画を立て、課題の追究に向かうことができる。 
②「対話的な学び」を促す授業改善の可能性
「本開発単元」では3つの地域を取り上げることで、対立意見や共通意見を引き出し易い。また、地域と関連が深い内容であるため、地域人材を活用し易い。さらに、「地域を開発した先人の具体的事例」を扱うことで、先人の生き方や考え方に触れることができる。以上のことから対話的な学習の場面設定が可能となる。
③「深い学び」を促す授業改善の可能性
「本開発単元」は、角田市内が学習の対象になるため、資料や情報を入手し易く、適切に与えることができる。また、3地域の地理的な違いや開発の苦心の共通点などに気づくことができる。以上のことは、児童が、物の見方を深めたり、新たな課題を発見したりすることに繋がると考える。

感想

私の今回の発表は、リモートによるもので、11月14日に行いました。リモート発表は初めてでしたので、対面発表とは違った緊張感がありました。パソコン画面は、パワーポイント資料の切り替わりのなかで、音声により説明する形式で行いました。リモートということで気を配ったことは、パワーポイントの画像の分かりやすさです。目の前に画面が表示されることを考え、スライドを構成しました。もう一つは、自分の声が適切な大きさで伝わるようにしたいと思い、マイク付きのヘッドホンを準備して臨んだことです。発表後の話し合いでは、多くの質問やご指導を受け、自分のふがいなさを、改めて感じることになったしだいです。今後の研究に役立てていこうと思いました。
(大脇賢次)

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