今回の講義では、パワーポイントと資料を使用し、実習日誌の目的や項目別の書き方の詳細についてご教授いただきました。

1.実習日誌の目的
実習日誌は、実習において体験、実践した自身の学習記録であり、日々の実習活動を記録することで確認し、学びを効果的に発展?深化させていくためのものであります。また、利根川先生は自分の保育において言語化が難しいものを懸命に言語化することにより、客観的に保育を見つめ直し、課題等を明確にしていくことができると仰っておられました。

2.実習日誌に関する奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】のスタンス
実習日誌は、「宮城県保育士養成校連絡協議会」と「宮城県幼稚園教育実習連絡協議会」が宮城県内の養成校全ては共通で持たせるようにしています。その中で各養成校によってねらいは異なります。また、実習の書き方による一般的指標は、保育実習、幼稚園教育実習どちらにおいても宮城県保育士養成校連絡協議会発行の「保育実習の手引き」?「教育実習の手引き」においてそれぞれ示されています。

これらを踏まえた上で、奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】としての実習日誌の書き方に関する考え方は、以下の通りです。

3.書き方の基本原則
実習日誌の具体的な記載の方法は、実習施設の指導方針によって多様であり、それに従うこととなります。その際の一般的な注意は、各実習日誌の裏表紙にあるので必ず目を通すことが必要となります。

4.主な留意点について
利根川先生からは、6点の留意点についてご指導いただきました。その中でも、個人的、主観的記述とならないよう客観的?具体的に書くことに加えて、数量的に書くことでより具体性が増すとのことでした。


続いて項目別の書き方についてです。大きく3つについてご指導いただきました。

1つ目は、日々の記録についてです。主に記録することとして、

?1日の保育の流れの中からの印象に残った場面やその日の中心となる活動場面の記録
?先生方から指導を受けたことやアドバイス
?子どもについて気づいたこと
?自らの実習課題についての反省、実践で気づいた自らの課題

などが挙げられます。

2つ目は、実習日誌における左側のページについてです。記載する内容としては、本日の目標や1日の活動の流れなどがあります。まず、本日の目標を設定する際には、前日の反省に基づいたものを基本とします。新しいクラスに入る場合は初めてなりの目標の設定が求められます。また、目標は1日で達成可能なものであることが原則です。

1日の流れを書く際は、実習生の勤務時間を書くか、施設全体の活動時間を記すかは、事前の確認が必要です。

3つ目は、実習日誌における右側のページについてです。記載する内容としては、その日教えていただいたこと、その日の感想?反省についてです。その際に、設定した目標から振り返る必要があるとご指導いただきました。次の日の目標を見通して感想?反省を記入することによって、より次の日の目標が明確になっていきます。その繰り返しが行われることによって、実習における長期的な目標を達成そていくことができます。

今回は、実習を目前に控えている今の時期にやるべきことや、実習期間中における目標の設定の仕方を学ぶことができました。

実習が近づいてきて、みなさん不安が強まってきていると思います。しかし、不安という言葉を口に出すだけではなく、実際に何が不安なのか、どのようにしたら解消されるかを考え行動していきましょう。

記事担当：伊藤葵、大橋咲恵、西塚麻衣