2018/07/13 保育士?幼稚園課程
2年生 保育実習指導Ⅰ
今回の2年生の保育実習指導Ⅰは、君島先生から「個人情報の保護、子どもの人権保護と権利擁護について」でした。
まず、君島先生は「福祉=権利擁護の実践」とおっしゃっていました。その理由として、子どもは生きる権利、生活する権利、自己主張を認める権利、発達する権利を持っています。そのため、大人は、発達を促す権利があります。促さずにいると、成長発達が十分に行われないということです。
個人情報保護と実習についてです。
実習生は従業者に含まれます。実習生は、利用者やその家族等から職員と同じ立場になるということです。そのため、責任ある行動をしなければなりません。また、利用者(子ども等)について、他人が知りえないような個人情報の詳細を知り得る立場になります。個人情報保護法に定める義務等の履行?遵守が義務化されています。個人情報保護法の対象となる事業者保有の個人情報は、利用者だけでなく利用者の家族、施設職員、ボランティア等の個人情報の対象になります。
実習において個人情報の漏洩するケースとして、事例が3つ挙げられました。
実習だけでなく、ボランティアに行く際、SNSに載せることは 禁止であることを強くおっしゃっていました。「明日から実習?」、「今日で実習最終日?」といったように、全て載せてはいけないので注意しましょう。
続いて、子どもの人権保護、権利擁護についてです。ここでは、「言葉の意味を理解できているか」と問われていました。君島先生が授業を行っている社会的養護で聞いてことがある単語が多いとおもいます。
「子どもの最善の利益」、「児童の権利に関する条約」、「入所児童に対する人権侵害の表面化」。「被虐待児童」、「発達障害のある児童」、「養護に欠ける児童」、「受動的権利」、「措置」、「子どもの権利ノート」、「苦情や意見」、「結社?社会の自由」、「意見箱」、「赤箱」などの言葉があります。
? 「措置」:事態に応じて必要な手続きをとること。
? 「子どもの最善の利益」:子どもの福祉に関する広い範囲の問題を決定するために、ほとんどの裁判所が準拠する原則。
などが定義されているので、各自で確認してみましょう。
最後は、小坂先生の発達ミニレクチャーです。小坂先生から「発達過程の理解に致っていない」とお言葉をいただきました。発達ミニレクチャーは、復習の場であるため、しっかりと勉強をした上で臨んでいきましょう。
記事作成者:阿部里美