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2018/10/26 保育士?幼稚園課程

教育実習(幼?小)の事前事後指導

10月26日(金)教育実習の事前事後指導は、『子どもの発達勉強したいプロジェクト』による第3回目の発達特別講座が行われました。

本日の講義内容は、『0~5歳児の生活習慣の発達~食事?清潔~』です。

まず、『食事』についてです。
1歳未満児は、生後5か月~6か月頃から離乳前期(ごっくん期)、生後7か月~9ヶ月から離乳中期(もぐもぐ期)、生後10か月~11ヶ月から離乳後期(かみかみ期)、そしておおむね1歳で離乳完了期を迎えます。最初はドロドロの形状のものを与え、歯がなくても歯茎や舌で潰すことができるようにします。歯の成長や、食べ物に対する慣れを見ながら、少しずつ量や固さを調節していくことが大切です。おおむね1歳前後でスプーン、おおむね2歳半から箸の使用もできるようになってくるため、子どもの様子を見ながら練習をしていく必要があります。おおむね3歳から5歳にかけては、食事の面で自立が進んでいく姿が見られます。食事の準備、片づけ、箸を使っての食事、だいたいはこぼさずに食べる、食事の挨拶をする、などができるようになっていきます。

続いて、『清潔』についてです。
まずは、“汗ふき?洗顔”についてです。乳児は新陳代謝が活発で、発汗が目立ちます。しかし、汗をそのまま放置してしまうと、かぶれの原因になってしまうため、こまめに拭きとることが大切です。改めて、顔や体、鼻や耳などの拭き方を説明していただきました。
1歳4か月頃からおしぼりを自分の顔に持っていき、顔を拭こうとする姿が見られます。「お顔綺麗にしようね~」などと声をかけながら、顔が綺麗になった時の気持ち良さを共感してあげるようにしましょう。そして、おおむね3歳になると、手をくっつけて水をすくい、顔を洗うことができるようになりはじめます。この頃から、少しずつ清潔を保つことが習慣化していきます。

次に、“手洗い?うがい”についてです。
おおむね1歳児は、自分で手を洗おうとするものの、うまくいかなかったり、遊んでしまったりします。その際は、保育者が援助しながら、手が綺麗になった時の気持ち良さを伝えてあげましょう。おおむね1歳8ヶ月になると、自分から食前食後の手洗いを進んで行うことができるようになりはじめます。2歳半頃になると、少しずつ手をこすり合わせる洗い方ができるようになっていきます。そして、2歳頃からうがいに挑戦し始めます。最初は飲み込んでしまうかもしれませんが、次第にぶくぶくうがいができるようになっていきます。おおむね3歳頃から、がらがらうがいにも挑戦し始めます。口の動きを一緒に練習したり、しゃぼん玉などの遊びを通して口の周りの筋肉を鍛えたりすることで、次第にできるようになっていくそうです。

次に、“歯磨き”についてです。
乳児の生えてきたばかりの歯は、質的に弱いものです。ガーゼを巻いた指で拭きとったり、授乳後に白湯を飲ませたりなどして清潔を保つようにします。おおむね2歳頃から歯磨きに興味をもち始め、おおむね3歳頃から自分で磨くようになり始めます。その際、自分で磨きたいという意志を尊重しながら、磨き方を教えてあげましょう。ここで改めて、幼児の歯の磨き方を説明していただきました。おおむね4歳頃から歯磨きの奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】性を理解できるようになり始め、おおむね5歳頃から歯磨きが習慣化し始めます。正しい磨き方はもちろん、虫歯になる危険性や、歯を清潔に保つことの気持ち良さも一緒に伝えられると良いでしょう。

次に、“鼻かみ”についてです。おおむね0歳7か月頃の乳児は、顔を拭かれることを嫌がり、手で払おうとします。「汚れているから綺麗にしようね」などと声をかけながら優しく拭き取るようにしましょう。おおむね2歳になると、手を添えてもらいながら自分で鼻を拭こうとするようになります。子どもの手の届く位置にティッシュを置くなどして、自分で鼻を拭える環境を作ってあげましょう。2歳後期になると、拭くからかむへ移行していきます。鏡の前で鼻を拭くようにして、綺麗になった自分を確認することで、綺麗にする気持ち良さを実感できるようにしたり、鼻の前にティッシュをかざして、鼻から息を出す練習をしたりすると良いでしょう。おおむね4歳頃から自分で鼻をかむことができるようになり始めます。なかなか鼻かみをしない子は、鼻が詰まっている感覚に慣れてしまっている可能性があるそうです。温かい濡れタオルなどを使用し、鼻がすっきりしている時の感覚を伝えると良いでしょう。

最後に、本日の講義内容を復習するための小テストを行いました。
4年生の皆さんは、12月の試験に向けて、間違えたところはきちんと理解できるようにしておきましょう。
 
発達特別講座も本日で第3回を終えました。
現場で保育者の先生方を見て思うのは、子どもの発達がしっかりと頭に入っているということです。子どもがこれからどのような経過を経て成長していくか、理解できて初めて、その子どもに合った適切な援助ができると思います。また、保育者として働いてからは、保護者の方から子どもの発達に関する相談が多く持ちかけられることと思います。発達の流れが理解できていれば、これから子どもがどのように育っていくかを、保護者の方にお伝えすることもできます。
この発達特別講座が、来春から保育者として働き始める皆さんの役にきっと立つはずです!次回の発達特別講座も頑張りましょう!

記事担当者:小松咲永