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2018/11/29 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

11月29日の保育実習指導Ⅰは、環境プロジェクトのみなさんの発表と、利根川先生から「幼稚園教育実習ガイダンス」のご講義をいただきました。

まずは、環境プロジェクトにより、同プロジェクトのみなさんが訪れた園の遊びの様子の写真が提示され、どのような違いがあるのかを話し合い、共有し、解説が行われました。

提示された写真は野外でのままごとコーナーに落ち葉がたくさんある写真でしたが、そのように落ち葉を集めたのは実は保育者であり、遊びへの展開になってほしいという保育者願いで意図的にそのような環境構成しているとお話しがありました。そして、「保育における環境は理論と実践とを結び付けながら構成する」とも、お話していただきました。
 
続いて、利根川先生による幼稚園教育実習ガイダンスです。資格取得の意義を中心に授業を行ってくださいました。今回の授業では、利根川先生からの問いかけが多く、一人ひとりが質問について深く考える機会となりました。

授業の初めに「なぜ、幼稚園教育実習を履修するのか?」と問いかけがありました。
2年生からは、
?幼保連携型認定こども園に就職したいと思い、保育士資格と幼稚園教諭免許を取得したいと思い希望した
?母園が幼稚園であるため、保育園との違いや考え方の違いについて知りたかった

などが挙げられました。

しかし、これは幼稚園教育実習を履修する理由になるのでしょうか。実習を経験し、自分に合わないと感じ就職しないことになったら、放棄する気持ちがあるのか?保育園と幼稚園の違いが知りたいのであれば、インタビューをすることで知ることができるのではないか?とお話しがありました。

他にも
?なぜ、実習を行うのか
?子どもに関わる職業はどれだけあるのか
?なぜ、4年制大学で学ぼうと考えたのか
?どうして、幼稚園教諭?保育士でなければならなかったのか
?自分にとって今の学びはどんな意味があるのか
?なぜ、奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】で資格、免許を得ようと思ったのか
?その学びや得ていることがどのようにこれからの先の自分に繋がるか?そして、どんな未来の展望があるか

などのたくさんの問いかけに対して、答えを明確にすることができた授業で、私自身も授業を受けながら、改めて考えさせられました。

このようなことから、幼稚園教育実習に行くことについての意義も考えました。実習に行くということは「園にお願いをして実習をさせていただく」という基本的な姿勢を持っていくことが奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】であるとお話ししていただきました。現場では、実習生も人的環境として機能します。子どもたちの貴重な育ちの場であり、生活の場に入って学ぶ者ということです。単なる資格取得のために実習に行くとは考えないようにしましょう。

実習先の先生方は日々の保育に加え、
? 指導計画案や日誌の指導
? 実践と振り返りに関する指導
? 日々の実習生の保育へのアドバイス
? 朝の会など短時間の部分的な実習から全日実習に向かっていけるように配慮すること
? 実習生が指導しやすい環境を整えること
? 実習生が行う保育計画に合わせ、日々の子どもの活動内容や時間の調整すること

など、実習生のためにさまざまな指導?配慮をしてくださいます。日々の業務で忙しい中でも様々なご指導をしてくださるのは、後輩となる保育者を育てる役割を理解してくださっているからです。

実習が大変、苦しいと思うのは人間であるから仕方がありません。しかし、実習の場はたくさんのことを学んで吸収し、自分の成長へと繋がっていきます。“なぜ、保育士?幼稚園教諭になりたいと思ったのか”を明確にすることで実習に臨む志が変わってくると思います。もう一度、自分自身に問いかけてみましょう。
 記事担当者:阿部里美