2019/05/24 保育士?幼稚園課程
子どもの主体的な活動とは/教育実習(幼?小)の事前事後指導
5月24日、5限の教育実習(幼?小)の事前事後指導は、利根川智子先生による「子どもの主体的な活動を生み出す指導案の作成」についての講義と、小坂徹先生による発達ミニレクチャーがありました。
まず初めに、利根川先生から学生に問いが出されました。
保育者になるにあたって理解しておかなければならない「保育者共通ワード」がどれだけ身についているかというものでした。
問題では、「味わう」や「楽しむ」、「受容する」、「援助する」など、保育の場で使われることの多い言葉が計25個出されました。
学生たちは、一つひとつの言葉の意味を改めて考え、思い出しながら解答していた様子でした。
これらの言葉は、指導計画や日誌など、保育の現場で日常的に使うものばかりです。その言葉の意味をしっかりと理解できていなければ正しく使うことができません。
実習に行く前に、また、保育者になる前に言葉の意味を確認しておき、現場に出た時に正しく使えるようにしましょう。
次に、幼児期の特性と幼児の主体性についてのお話がありました。
まず、幼児期の特性についてです。
幼稚園は幼児にとっての生活の場です。温かく見守られていることを子どもが感じ、安心感を持つことができれば、どんどん行動範囲を広げることができ、心が動かされる経験を通して、興味や関心が広がっていきます。
また、幼稚園では、教師や他の子どもたちと関わるようになり、他者との関係が広がります。幼稚園での生活の中で、教師との信頼関係がきちんとあれば、幼児は安心して環境に目を向けることができ、他の子どもと関わるようになります。そして友達の関係が生まれて、友情が深まり、自我の形成につながっていくと利根川先生はおっしゃっていました。
「家庭」から「幼稚園」と、生活の場が広がりますが、新しい場所で新しいものを見たり触れたりし、興味や関心の広がりがあって、思考力の基礎が作られます。この根底には、教師との信頼関係があります。
幼稚園での生活の中で、心が揺さぶられる経験をして、心がたくさん動くような豊かな生活をつくることが、教師の役割であるとお話してくださいました。
まず初めに、利根川先生から学生に問いが出されました。
保育者になるにあたって理解しておかなければならない「保育者共通ワード」がどれだけ身についているかというものでした。
問題では、「味わう」や「楽しむ」、「受容する」、「援助する」など、保育の場で使われることの多い言葉が計25個出されました。
学生たちは、一つひとつの言葉の意味を改めて考え、思い出しながら解答していた様子でした。
これらの言葉は、指導計画や日誌など、保育の現場で日常的に使うものばかりです。その言葉の意味をしっかりと理解できていなければ正しく使うことができません。
実習に行く前に、また、保育者になる前に言葉の意味を確認しておき、現場に出た時に正しく使えるようにしましょう。
次に、幼児期の特性と幼児の主体性についてのお話がありました。
まず、幼児期の特性についてです。
幼稚園は幼児にとっての生活の場です。温かく見守られていることを子どもが感じ、安心感を持つことができれば、どんどん行動範囲を広げることができ、心が動かされる経験を通して、興味や関心が広がっていきます。
また、幼稚園では、教師や他の子どもたちと関わるようになり、他者との関係が広がります。幼稚園での生活の中で、教師との信頼関係がきちんとあれば、幼児は安心して環境に目を向けることができ、他の子どもと関わるようになります。そして友達の関係が生まれて、友情が深まり、自我の形成につながっていくと利根川先生はおっしゃっていました。
「家庭」から「幼稚園」と、生活の場が広がりますが、新しい場所で新しいものを見たり触れたりし、興味や関心の広がりがあって、思考力の基礎が作られます。この根底には、教師との信頼関係があります。
幼稚園での生活の中で、心が揺さぶられる経験をして、心がたくさん動くような豊かな生活をつくることが、教師の役割であるとお話してくださいました。
続いて、幼児の主体性についてです。
幼児期の教育は、幼児の主体性と教師の意図がバランスよく絡みあうことで成り立ちます。しかし、何かを「させる」という教育が行われてしまうと幼児の主体性が尊重されなくなり、そのバランスは崩れてしまいます。
教師は、幼児の姿をよく見て、今何に興味を持っていて、どんな力を育んでいるのだろうと考え、幼児とともに生活を作るということを意識することが大切であると、利根川先生はお話してくださいました。
また、幼児教育において、効率の良さはあまり重視されません。
幼児は、自ら周囲に働きかけて、その幼児なりに試行錯誤を繰り返し、学んでいきます。しかしこれには、時間も材料も必要になってきます。
大人から見ると「こうしたら早いのに」と考えてしまうこともありますが、そのように考えてしまったらそこで試行錯誤は終わります。幼児にとっての大事な学びの機会を奪ってしまうことにもなりかねません。
このような機会を保障することも、教師の役割だとおっしゃっていました。
子どもの主体性を引き出すポイントとして、
①子どもの主体性と保育者の意図とのバランス
②子ども達の興味や関心をとらえる
③子どもたちがしてみたいと思うような環境(計画の立案)
以上の3つを挙げていらっしゃいました。
上記の3つのことは、「当たり前のことではないか?」と思った方もいらっしゃると思いますが、しっかり考えれば、意味はとっても深く、実践中に一番悩むところだと利根川先生はおっしゃっていました。
そして、指導計画の基本についてです。
まず、実際の幼児の姿から予想することから始まります。これは、幼児の育ちに寄り添う援助のためです。何が育ってきているか、そしてこれから何が育つのか、そしてその後どうなっていくのかなどと予想して、計画していきます。
最後に、小坂先生による発達ミニレクチャーがありました。
前回の問題の解説と、今回の問題が出されました。
幼児期の教育は、幼児の主体性と教師の意図がバランスよく絡みあうことで成り立ちます。しかし、何かを「させる」という教育が行われてしまうと幼児の主体性が尊重されなくなり、そのバランスは崩れてしまいます。
教師は、幼児の姿をよく見て、今何に興味を持っていて、どんな力を育んでいるのだろうと考え、幼児とともに生活を作るということを意識することが大切であると、利根川先生はお話してくださいました。
また、幼児教育において、効率の良さはあまり重視されません。
幼児は、自ら周囲に働きかけて、その幼児なりに試行錯誤を繰り返し、学んでいきます。しかしこれには、時間も材料も必要になってきます。
大人から見ると「こうしたら早いのに」と考えてしまうこともありますが、そのように考えてしまったらそこで試行錯誤は終わります。幼児にとっての大事な学びの機会を奪ってしまうことにもなりかねません。
このような機会を保障することも、教師の役割だとおっしゃっていました。
子どもの主体性を引き出すポイントとして、
①子どもの主体性と保育者の意図とのバランス
②子ども達の興味や関心をとらえる
③子どもたちがしてみたいと思うような環境(計画の立案)
以上の3つを挙げていらっしゃいました。
上記の3つのことは、「当たり前のことではないか?」と思った方もいらっしゃると思いますが、しっかり考えれば、意味はとっても深く、実践中に一番悩むところだと利根川先生はおっしゃっていました。
そして、指導計画の基本についてです。
まず、実際の幼児の姿から予想することから始まります。これは、幼児の育ちに寄り添う援助のためです。何が育ってきているか、そしてこれから何が育つのか、そしてその後どうなっていくのかなどと予想して、計画していきます。
最後に、小坂先生による発達ミニレクチャーがありました。
前回の問題の解説と、今回の問題が出されました。
今回の講義では、子どもの主体性について学びました。幼稚園実習を控えている学生にとって、指導計画を作成する上で確認したいことなど、実習で直接活かせる内容でした。子どもの主体性について今一度考え、活動を計画し、実りある幼稚園実習にできるようにしましょう。
記事担当:沼田真由
記事担当:沼田真由