2019/06/21 保育士?幼稚園課程
教育実習(幼?小)の事前事後指導
6月21日(金)の教育実習(幼?小)の事前事後指導は、前回に引き続き、発達プロジェクトの皆さんが講義をしてくださいました。今回の内容は、食事と排泄についてです。
まずは、食事についてです。
0歳から1歳6か月未満まで、授乳期、離乳初期~離乳完了期に分け、体の発達に基づく具体的な食事の形状や量、回数、方法を知ることができました。
例えば、0歳0か月から1か月未満の頃の子どもは母乳や育児用ミルクから栄養を取ります。1日あたりの授乳回数は7~8回、1回あたりの哺乳量は80~120ml、授乳間隔は2時間~2時間半が目安です。これらは、胃の容量と関係しており、赤ちゃんの胃の容量に合わせて哺乳することが大切になってきます。
この時期の赤ちゃんの胃の容量はまだ小さいため、1日の栄養を得るためには、何度もこまめに授乳する必要があります。また、この時期の子どもは、哺乳反射という原始反射によってミルクを飲んでいます。「探索反射」で口唇の周囲に物が触れるとその方向に口を動かし吸おうとし、「捕捉反射」で乳首を口にくわえます。そして、「吸啜反射」で乳汁を吸いだし、嚥下反射で飲み込見ます。これらの一連の反射を哺乳反射といい、これらは赤ちゃんが生きるために備わっているものだということを学びました。
また、おおむね1歳6か月~2歳未満は、舌の前後、上下、左右の動きができ、歯も犬歯が生えてほぼ生えそろうため、奥歯ですりつぶせるしんなりといためた程度のかたさの食べ物が食べられるようになります。
おおむね3歳では、食事の自立がほぼ出来上がり、食事の準備片付けができたり、友達と一緒に食べたりすることができるようになり、おおむね4歳では食具を器用に使い分け、苦手な食べものも我慢して食べようとします。
おおむね5、6歳では、食べ物への関心や感謝の心が育ち、自由に箸を使いこなすことができるようになります。
次に、排泄についてです。
発達過程における尿、便の回数を表で確認した後、尿と便について学びました。
尿は、老廃物などを外に出して、体液を一定に保つために出るものです。大人は、体の中の水分が少ないときは尿を凝縮して排泄するため、余計な水分が奪われないのですが、乳児は腎臓の働きが未熟なため、尿を濃縮する力が弱く簡単に脱水してしまう可能性があります。また、便についてでは、黄色?緑?茶色の便は健康な証拠ですが、血が混じった便や白い便は、消化管の出血の可能性や胆汁が分泌されていない、風邪のウイルスが原因となっている可能性があるので、注意するようにとのことでした。
まずは、食事についてです。
0歳から1歳6か月未満まで、授乳期、離乳初期~離乳完了期に分け、体の発達に基づく具体的な食事の形状や量、回数、方法を知ることができました。
例えば、0歳0か月から1か月未満の頃の子どもは母乳や育児用ミルクから栄養を取ります。1日あたりの授乳回数は7~8回、1回あたりの哺乳量は80~120ml、授乳間隔は2時間~2時間半が目安です。これらは、胃の容量と関係しており、赤ちゃんの胃の容量に合わせて哺乳することが大切になってきます。
この時期の赤ちゃんの胃の容量はまだ小さいため、1日の栄養を得るためには、何度もこまめに授乳する必要があります。また、この時期の子どもは、哺乳反射という原始反射によってミルクを飲んでいます。「探索反射」で口唇の周囲に物が触れるとその方向に口を動かし吸おうとし、「捕捉反射」で乳首を口にくわえます。そして、「吸啜反射」で乳汁を吸いだし、嚥下反射で飲み込見ます。これらの一連の反射を哺乳反射といい、これらは赤ちゃんが生きるために備わっているものだということを学びました。
また、おおむね1歳6か月~2歳未満は、舌の前後、上下、左右の動きができ、歯も犬歯が生えてほぼ生えそろうため、奥歯ですりつぶせるしんなりといためた程度のかたさの食べ物が食べられるようになります。
おおむね3歳では、食事の自立がほぼ出来上がり、食事の準備片付けができたり、友達と一緒に食べたりすることができるようになり、おおむね4歳では食具を器用に使い分け、苦手な食べものも我慢して食べようとします。
おおむね5、6歳では、食べ物への関心や感謝の心が育ち、自由に箸を使いこなすことができるようになります。
次に、排泄についてです。
発達過程における尿、便の回数を表で確認した後、尿と便について学びました。
尿は、老廃物などを外に出して、体液を一定に保つために出るものです。大人は、体の中の水分が少ないときは尿を凝縮して排泄するため、余計な水分が奪われないのですが、乳児は腎臓の働きが未熟なため、尿を濃縮する力が弱く簡単に脱水してしまう可能性があります。また、便についてでは、黄色?緑?茶色の便は健康な証拠ですが、血が混じった便や白い便は、消化管の出血の可能性や胆汁が分泌されていない、風邪のウイルスが原因となっている可能性があるので、注意するようにとのことでした。
今回も、発達プロジェクトの皆さんから、多くの文献を参考にして、理論的で具体的な発達の諸相について、月齢ごとに詳しく講義していただきました。
そして、講義の合間に「考えてみよう!」を何回か行うことによって、講義を受ける学生は、講義内容をより自分のものにできたのではないかと思います。
今回の講義での学びをしっかり復習し、活かせるようにしていきましょう。
次回は、前期最後の発達特別講義となります。
記事担当:石山優子
そして、講義の合間に「考えてみよう!」を何回か行うことによって、講義を受ける学生は、講義内容をより自分のものにできたのではないかと思います。
今回の講義での学びをしっかり復習し、活かせるようにしていきましょう。
次回は、前期最後の発達特別講義となります。
記事担当:石山優子