2019/12/07 保育士?幼稚園課程
保育キャリア形成Ⅶ
12月7日1限の時間は、大江恵子先生から講義をしていただきました。今回は、「保育キャリア形成Ⅶ—就職先を選ぶ視点と、選ばれる自分のあり方を考える—」というテーマでお話をして頂きました。
まずはじめに、学生に向けて「保育士のお給料は安いと思っていますか?」と質問がありました。多くの学生が手を挙げており、保育士の処遇はあまりよくないと感じている様子でした。しかし、国はこれまでの取り組みに加えて、さらに保育士の処遇改善を進めるため、2017(平成29)年度から「保育士処遇改善等加算Ⅱ」という新制度をつくりました。この制度は、新しい役職にキャリアアップすることで、月最大4万円の給料のアップを目指せるというものです。つまり、保育士の給与は決して低いわけではないということです。
次に、保育園?幼稚園?認定子ども園の賃金面の比較について、企業立の保育所、社会福祉法人の保育所の特徴などについてもお話していただき、真剣に就職先を考える上でとても参考になるお話をしていただきました。
これから、幼稚園は認定こども園化していくとおっしゃっていました。共働き世帯の増加で、0~2歳児のニーズが高まってきています。そして、0歳児から預けることが可能である保育園を選択する人が増えてきています。これらによって、幼稚園に入園してくる子どもたちが減少し、結果的に保育所の機能も含めた認定こども園化させていくしかないとおっしゃっていました。
「何を奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】視して就職先を選びますか?」ということについて、想定できるさまざまな問題についてお話していただきました。まとめると、
①公務員が最も安定しているが、今後の地方行政は少子高齢化によってどこまで安定できるかは不明
②保育業界は認定こども園化していく(一部保育園、幼稚園は除く)
→今の事態から変更できるのか
③日本のお財布事情はかなり厳しい
→今後も給与の保障や処遇の安定が図れるかは不明
行政も法人も株式と同様に自助努力が求められる時代がくる
とお話していただきました。
最後に、就職活動のポイントを教えていただきました。その園の園長、理事長が保育に対して、どのようなことを考えているのか、どう経営していくのか、職員に何を求めているのかを尋ねることが大切です。園長、理事長だけでなく、実際に働いている現場の保育者に聞くことでよりその園のことを知ることができます。
園見学の時、子どもとの関わりの中で疑問に感じる場面を見ることもあるかと思いますが、それは保育の一場面でしかないとおっしゃっていました。その事実よりも、その周囲の職員の方々がどうアシストしているのかを見ることも奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】だそうです。
たくさん園見学をしていると、自分がどこに行きたいのか分からなくなってしまうこともあります。そのために、自分の中で、「見る視点」を持つことが大切だと教えていただきました。自分は何を重視したいのかを考え、それを軸に園見学をすると良いということです。
大江先生は「つまずいたことはだめなことではない。つまずいて成長できることもあります。失敗は成長のチャンスです。」とお話してくださいました。
そして、りとるぱんぷきんずグループで実際に保育士として働いていらっしゃる、我妻先生に、就職までの流れや、関東で働くきっかけなどについてお話ししていただきました。我妻先生に、就職に向けての活動についてお話していただき、職場選びで重視したいことなどについてのお話も聞くことができました。
職場選びで重視したいこととして、「給料」「保育内容」「雰囲気」「待遇」「人間関係」が挙げられ、「人間関係」については、ボランティアに行っただけでは分からず、実際に働いてみないと分からない部分もあるということを教えていただきました。自分が園に入ることで、園内の人間関係が変わることもあるそうです。その時は、環境が悪いのではなく、「自分が変わること」が大切だとお話してくださいました。
大江先生や我妻先生のお話を聞き、就職先を考える上で大切にしたいことなどを改めて考えるきっかけとなりました。
1年後、自分の希望する場所に就職できるように頑張っていきましょう。
記事担当:天野未紗希、千葉早姫
次に、保育園?幼稚園?認定子ども園の賃金面の比較について、企業立の保育所、社会福祉法人の保育所の特徴などについてもお話していただき、真剣に就職先を考える上でとても参考になるお話をしていただきました。
これから、幼稚園は認定こども園化していくとおっしゃっていました。共働き世帯の増加で、0~2歳児のニーズが高まってきています。そして、0歳児から預けることが可能である保育園を選択する人が増えてきています。これらによって、幼稚園に入園してくる子どもたちが減少し、結果的に保育所の機能も含めた認定こども園化させていくしかないとおっしゃっていました。
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②保育業界は認定こども園化していく(一部保育園、幼稚園は除く)
→今の事態から変更できるのか
③日本のお財布事情はかなり厳しい
→今後も給与の保障や処遇の安定が図れるかは不明
行政も法人も株式と同様に自助努力が求められる時代がくる
とお話していただきました。
最後に、就職活動のポイントを教えていただきました。その園の園長、理事長が保育に対して、どのようなことを考えているのか、どう経営していくのか、職員に何を求めているのかを尋ねることが大切です。園長、理事長だけでなく、実際に働いている現場の保育者に聞くことでよりその園のことを知ることができます。
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たくさん園見学をしていると、自分がどこに行きたいのか分からなくなってしまうこともあります。そのために、自分の中で、「見る視点」を持つことが大切だと教えていただきました。自分は何を重視したいのかを考え、それを軸に園見学をすると良いということです。
大江先生は「つまずいたことはだめなことではない。つまずいて成長できることもあります。失敗は成長のチャンスです。」とお話してくださいました。
そして、りとるぱんぷきんずグループで実際に保育士として働いていらっしゃる、我妻先生に、就職までの流れや、関東で働くきっかけなどについてお話ししていただきました。我妻先生に、就職に向けての活動についてお話していただき、職場選びで重視したいことなどについてのお話も聞くことができました。
職場選びで重視したいこととして、「給料」「保育内容」「雰囲気」「待遇」「人間関係」が挙げられ、「人間関係」については、ボランティアに行っただけでは分からず、実際に働いてみないと分からない部分もあるということを教えていただきました。自分が園に入ることで、園内の人間関係が変わることもあるそうです。その時は、環境が悪いのではなく、「自分が変わること」が大切だとお話してくださいました。
大江先生や我妻先生のお話を聞き、就職先を考える上で大切にしたいことなどを改めて考えるきっかけとなりました。
1年後、自分の希望する場所に就職できるように頑張っていきましょう。
記事担当:天野未紗希、千葉早姫