2020/07/17 保育士?幼稚園課程
教育実習(幼?小)の事前事後指導
7月17日(金)の5限の教育実習(幼?小)の事前事後指導では、山崎敦子先生による「幼児の発達に合った遊びについて学ぶ」というテーマで講義が行われました。幼稚園課程の学生のほとんどが10月~11月に教育実習が行われます。秋の自然物を使った制作について紹介していただきました。
〈松ぼっくりけん玉〉
秋の自然物である松ぼっくりを使用したけん玉の制作活動について実際にやって見せながら紹介していただきました。各年齢によって配慮は異なりますが、どの年齢でも幅広く楽しめる遊びです。作り方は、紙コップの縁に千枚通しで穴を開け、その穴にタコ糸又は、毛糸を通して糸の先に松ぼっくりを結び付けるというものです。千枚通しは危険なので、先に保育者が穴を開けた紙コップを用意していきます。紙コップの表面には色紙を破り、のりで貼り付け、装飾をしていきます。
3歳児で行う場合は、糸の先に松ぼっくりを付けたものを用意しておきます。4~5歳児の場合は、「結ぶ」というねらいを設定するならば、子どもたちに結んでもらうようにしても良いそうです。何をねらいにするかによって、どこまで保育者が準備するのかが変わってきます。
〇のり(蓋つき)を使う時の3点セット
?のり(蓋つき)
?のりした紙
?お手拭き
お手拭きは、のりですぐに汚れてしまうので多めに用意しておくと良いです。
色紙の大きさは、紙コップに貼れるくらいの大きさにします。色紙を破らずに貼るのも良いですが、その時は「○○ちゃんのビリビリの音、素敵!」などの声がけをすると、そのままの大きさで貼っていた子どもも、破って貼るようになるそうです。
次に制作活動では見本が奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】だというお話をして頂きました。様々なパターンの見本を作っておくことが大切です。そして、試作して大人が難しかった場合、子どもはもっと難しく感じます。教材研究、事前にどのように援助をするのかを考えていくことが奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】です。
玩具の制作なので、制作後は遊ぶ時間を確保しておきます。糸の長さを変えることで、簡単にできたり、難しくすることもできます。子どもたちの発達に合わせて教材研究をすることが必要です。
最後に、「ねずみくんの大冒険」という新聞紙シアターを実演していただきました。その後、新聞紙でシアターの作り方を教えていただきました。
今回は、秋ならではの季節の制作活動について紹介していただきました。制作活動をする際のポイントも教えていただきました。
制作方法やシアターなどを実演する時、教室で行うと、後ろの座席の学生には見えにくかったり、伝わりにくいこともあります。しかし、今回はオンラインなので全員がしっかりと制作方法などを見ることができたと思います。オンライン講義だからこその良い点もあるので、ポジティブに捉えていくことも大切です!
記事担当 千葉早姫