11月26日（木）の保育実習指導Ⅰは、株式会社パソナフォスター代表取締役社長の長畑久美子先生を特別講師にお招きし、Zoomにてマナー講座の授業をご担当いただきました。

まず初めに、コロナ禍により就職イベントや園見学等が中止されていることに伴い、あちこちでオンラインでの会社説明会、面接が実施されていることをお話していただきました。

次に、「ビジネスマナーの振り返りと実践」を行いました。
①身だしなみのポイント
なにより清潔感?機能的?バランスの3要素が大切です。
顔がわかるような髪型、自然な髪色、ナチュラルメイクやヒゲのない清潔感のある顔、汚れのない服装や必要なものを身につけているかが社会人としてみられるポイントとなります。

②挨拶の必要性
良好な人間関係を構築するため、また、自分の存在を明確にするためにも必要なことです。素早く?明るく?元気よくの3つを心がけましょう。

③お辞儀の仕方
目安として教えていただきました。場合によって使い分けられるようにしましょう。
会釈（入室時）15度程度
敬礼（通常時）30度程度
最敬礼（丁寧）45度程度

④基本動作
表情は、常に笑顔を心がけましょう。目＝感情、口＝意思、顎＝態度　が表れます。
歩き方では、視線は真っ直ぐ前を向き、左右上下に動かさないように注意します。
座り方では、足は揃え、背筋を伸ばします。
立ち方のポイントは、指先まで気を配り真っ直ぐ立つようにします。
物の受け渡しの方法は、胸の高さで両手で扱い相手の向きにして渡します。

⑤敬語の種類
敬語を正しく使うことが就職でも社会人になってからも大切です。
日頃から意識することで正しくマスターしましょう。
尊敬語は、相手に敬意を払う言葉です。
謙譲語は、自分をへりくだることによって相手を高める言葉です。
丁寧語は、立場関係なく言葉を丁寧にする言葉です。

⑥丁寧な話し方
ストレートに言ってしまうときつくなりがちな言葉の衝撃を和らげることができたり、相手を気遣う文にできます。
クッション言葉　　例）失礼ですが　恐れ入りますが
否定形は肯定系で　例）いたしかねます　わかりかねます
命令形は依頼系で　例）?していただけますか
伺う体制　　　　　例）?してもよろしいでしょうか

⑦よく使う丁寧な表現
丁寧な言葉遣いとして、今日を「本日」と言ったり昨日を「昨日(さくじつ)」と言うことをわかっている方は多いと思います。他にも、普段話し言葉で使っている、「すぐ」「これからも」「じゃあ」「さっき」なども「早速」「今後」「では」「先ほど」と丁寧に言い換えることができます。日頃から意識して丁寧な表現をしてみましょう。

⑧訪問の流れ
アポイントの取り方から当日の身だしなみ、報告とお礼の文書の書き方など教えていただきました。


今回のマナー講座では、日頃から意識していなければ、実際に必要な時に使えないことをたくさん教えていただきました。特に言葉遣いは自分をアピールする上で欠かせないため、本日学んだことを何度も復習して今日から日常生活でも早速実践していきましょう。
 

記事作成者：中村帆乃夏