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2021/11/25 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

11月25日(木)の5限の保育実習指導Ⅰは、「保育専門職の再確認Ⅰ」と題しまして、君島昌志先生より対面形式で「重症心身障害児施設の保育実践」の映像演習が行われました。

本日の講義内容は以下の内容になっております。
1、重症心身障害(児)者の理解
?医療型障害児入所施設(児童福祉法第42条)
?重症心身障害児の実態調査(日本重症児福祉協会:2003.4)

2、重症心身障害(児)者に対する医療的ケア等、医療型障害児入所施設の実際
?支援について(18分の動画)
?疑似事例(11分の動画)


1、重症心身障害(児)者の理解
まず、君島先生より、重症心身障害(児)者の動向等について、実際のデータや図を使用して説明していただきました。
 
?医療型障害児入所施設(児童福祉法第42条)
「保護、日常生活の指導、独立自活に必要な知識技能の付与及び治療」
少子化の影響で障害児全体の数は、年々減ってきているが、重症心身障害のある児童の数は増えてきている。医療技術の進歩によって、分娩時のトラブルや、早産による低体重児(低出生体重児)であっても助かる命が増えてきている。その中で、常時、医療的ケアの必要な児童が増えてきているのである。

?重症心身障害児の実態調査(日本重症児福祉協会:2003.4)
〇出生前の原因(約29%)
感染症、中毒、代謝障害、母体の疾患、染色体異常など
〇出生時、新生児期の原因(約37%)
分娩異常、低体重児など
〇新生児期後の原因(約30%)
脳炎、脳外傷、肝障害など
〇不明(約4%)
※重症心身障害児の対象になり得る原因
 
この後、映像演習が始まりました。
ここでは、私のメモの内容を紹介いたします。

2、重症心身障害(児)者に対する医療的ケア等、医療型障害児入所施設の実際
?支援について(18分の動画)
【内容】パワーポイントを使用し、重症心身障害児(者)についての説明や、施設について、スタッフ、1日の流れなど詳しく説明している動画

(1)重症心身障害(児)者とは、医療型障害児入所施設とは?
重症心身障害(児)者:重い身体障害(肢体不自由)の他に、色々な程度の精神遅滞(知的障害)や、てんかんや行動障害などを合併している方々のこと
医療型障害児入所施設:生活支援の場であり、ほぼ病院の機能を持っている

(2)勤務しているスタッフの専門性とは?
医師、看護師、リハビリ職員、薬剤師、児童指導員、作業療法士、理学療法士、保育士など

(3)利用者の1日
?学校に通う子供もいる
?食事や排泄など生活をする
※放課後デイサービスの様に、短期利用するケースもある

(4)保育士の専門性とは?
発達の視点はもちろん、普段は日中の生活(活動)の支援をしているため、個々人の個性や特徴などについても配慮するところ

(5)利用者や家族の思いとは?
利用者:仕事をしたい、プランターで花を育てたい、気管切開をして会話ができなくなるのは嫌だ…など
家族:遊園地に行かせてあげたい、学校に通わせてあげたい、外出して映画を一緒に見たい…など
→施設の職員で話し合い、個人のニーズに合わせた対応で、過ごしやすい環境作りや家族の意見も安全な方法で受け止めながら応えられるよう取り組んでいる

?疑似事例(11分の動画)
【内容】10歳未満の男児で、インフルエンザ脳症(※1)になり、余命宣告される。子どもの家族は「一度家に帰らせてあげたい」との要望を伝えてくるという疑似事例。この要望に対し、職員がどのように話し合い、どうやってその要望に応えていくかの流れを説明している動画
(※1:インフルエンザの感染後に意識障害やけいれん、異常言動、異常行動などの症状を引き起こす重篤な脳の病気)
①要望を受け、施設のスタッフ一同で話し合いを行なう
?そもそも外出をして大丈夫なのか
?子どもの容体など

②移動時間の下見
?病院から自宅までの時間
?病院からどうやって移動するかなど

③家の中の仕組み
?子どもの部屋はどこにあるのか
?自宅で過ごせる時間の確認など

この後、予定では15分の滞在時間であったのが40分に伸び、自分のベッドで家族と一緒に寝ることができ、体調を崩すことなく帰院できたという疑似事例でした。

最後に君島先生より、在宅で医療的ケアを必要とする子どもを育てるのは、子ども本人も、家族も大変でずっと続くため、ケアは子どもだけではなく、家族の精神面のケアも対象であるというお話をしていただきました。


「保育士」と聞くと保育所で働いているイメージが強いと思いますが、今回の講義では保育所以外で保育士がどのような専門性を発揮しているのか、ということが学べたのではないでしょうか。
施設や場所は異なっても、子どもや保護者のことを考えながら接していくことは同じです。状況に応じながら専門性を発揮できるように、学生のうちに保育だけではなく様々なことを学び、自分の引き出しを1つでも多く持てるように頑張りましょう!

記事担当:佐々木彩、島貫莉花子、大槻優希子