2018/03/24 生涯学習支援室
伊達政宗生誕450年記念歴史講座 第5回「城下町仙台のまちづくり」を開講
講座は本学と河北新報社の主催、仙台市などの共催によるもので、月1回のペースで10月27日まで全12回行われます。
第5回となる今回は3月24日、仙台駅東口キャンパスで開講され、東北学院大学文学部歴史学科教授の菊池慶子先生が講師を務めました。
今回の第5回講座は、政宗が建設した仙台城下町から政令指定都市?仙台市にいたる、「杜の都」の由来について、政宗の都市構想と城下町建設からお話しされました。
第1に、城と城下町の立地と地勢の問題です。広瀬川を外堀として、対岸に町を配置した点は、青葉山の山上から城下を俯瞰して構想されたものであると指摘され、同心円状の城下町との異同を強調されました。
第2に、インフラ整備についてです。中世以来の奥大道を町の中心部に導入し、その幹道を基軸にして交通網と町割街路を整備した点、また広瀬川の河岸段丘の台地は湿地?深田?葦原を開発した点、四ツ谷堰の開削といった生活用水の整備、杉の植林や果樹奨励など、絵図や地形図を参照しながら新知見を述べられました。
第3に、さらに近現代につながる杉並木の造成を中心に、戦災後の再開発にいたるまで、「杜の都?仙台」の成立史について、写真を用いてわかりやすく解説されました。
第6回は4月28日、「若林城~城下の副都心」~として、元仙台市教育長、元仙台市博物館館長の東海林恒英さんに登場していただきます。
「風景、景観という視点でまちを見通すいい機会となりました」
「自然地形と時間軸によって造られた街を再認識できました」
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