2024/05/09 学生支援センター国際交流 教育学科
第1回マレーシア英語?文化研修体験報告
2~3月に行われたマレーシア英語?文化海外研修は、学生の短期海外研修の選択肢の一つとして、日本が近年、経済的にも文化的にも友好関係を深めつつある東南アジア諸国の一つであるマレーシアの大学(University of Wollongong, Malaysia)の語学学校で特に小中学校の教員を目指す学生を対象に立ち上げた第1回目のプログラムです。
今回参加した教育学科初等および中等教育2年の学生8名は、事実上世界共通語として話されるいわゆる「世界の英語」のマレーシア版に接して戸惑った経験やコロナ明けで経済的に需要の増した東南アジアに押し寄せた日本人学生との遭遇、多民族多文化多宗教国家のエネルギーが織りなすカラフルな異文化体験、互いの宗教を尊重する人々の知恵、現地の人々との温かい触れ合い、そして授業内外で英語を英語として理解し学ぶ日常など、様々な個々の経験を乗り越え、3週間という短くも濃い研修を終えました。それぞれの学生が悩み、試み、楽しみ、感動しながら未知のことに精一杯視野を広げていきました。と同時に日本を外から見て、その生活文化、食生活、世界観、少子高齢社会の社会インフラの整備の違いなどに改めて思い至った瞬間でもありました(2023年度第1回マレーシア英語?文化研修の報告書)。
学生のコメントから抜粋
?英語を英語で学ぶという実感を得られたことや、英語で会話することの楽しさをより感じられたこと。自分の英語力の低さに気づき、どの部分が乏しいのかを分析できた。
?特に感じたことは、先生方の優しさだった。私たちを温かく迎えて下さり、わからないことをわからないと発言できる素敵な環境下で学んだ。大学内にある語学学校の授業が主で、周りは日本人学生が多く英語のみの環境というわけにはいかなかったがその中でも多くの学びがあった。どの場面をとっても実のある内容だったと思う。
?異文化理解やプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力は向上したと思う。教育実習や卒業後の進路選択に役立てたい。
?自分の力で生活する能力が身についた。自分の力で現地の人と会話して、自分がしたいことができたことが嬉しかった。
?私の今回の目標は「英語を好きになる」という事だった。今回研修に参加し、英語をもっと学びたいと思うことができたため目標は達成できたと思う。また、この先どのように役立てたいかというと、日本にいる外国人の役に立ちたいと思う。現地で体験した多くの優しさは決して忘れることがない。
?今後もう一回海外に行きたい。マレーシアでの留学はとても有意義で100点満点のものになったことは間違いない。しかし自分らしく生活したり、英語力を伸ばすことができたかなどの後悔も残っている。自分のやりたいことをするためには英語力向上が不可欠であり、意識を高めて日々頑張っていきたい。
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