10月24日（金）と11月8日（土）の二回にわたり国見キャンパスツアーを開催しました。開催中の展覧会「荘厳の世界　芹沢銈介」の関連イベントとして、法堂や坐禅堂の見学を通じ、本学に受け継がれる曹洞宗や禅の教えをご体感頂くことを目的に実施されたものです。
はじめに教育学科の門脇佳代子准教授より、本学の成り立ちを踏まえながら法堂や坐禅堂の仏像について講話を頂きました。堂内に安置されている「一仏両祖像」を前に、建立経緯や彫刻としての表現的特徴が説明され、皆さん熱心に耳を傾けていました。

 続けて仏教専修科講師を務める佐藤泰伸先生が、坐禅の心得や作法を説かれた後、一行は坐禅堂へ。胸の前で左手の親指を内にして握り、右の手のひらで覆う「叉手（しゃしゅ）」で入堂し、「聖僧文殊菩薩坐像」の前では合掌で頭を下げ（合掌低頭?がっしょうていず）、それぞれが座る位置へと向かいました。約１０分間の坐禅中、堂内はピンと張り詰めた空気に包まれました。

最後は美術工芸館で展示鑑賞を行い、好評のうちに終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 参加した方々の声（アンケートより転載）
「とても丁寧な説明をしていただき、たくさん学ばせていただきました。奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】と仏教の関係を初めて知りました」
「初めての坐禅楽しみました。日常にも取り入れたいと思います」
「仏像の一仏両祖像という初めて知ることも多く、とても楽しくお話を伺いました。坐禅体験も“たった7分間だったのか”と静かに心を息を身体を落ち着けて過ごすことを体験できました。いかに、日々せわしなく生活しているか実感しました」