2017/12/22 芹沢銈介美術工芸館
「民藝運動フィルムアーカイブ」の映像作家マーティ?グロス氏が美術工芸館に来訪
1979年に映画「文楽 冥途の飛脚」を監督し、「民藝運動フィルムアーカイブ」をライフワークとして活動する映像作家のマーティ?グロス氏が12月19日、芹沢銈介美術工芸館を視察しました。

カナダ出身のグロス氏は、陶器など日本の文化に関心を持ち1970年に初来日、40年以上に渡り日本の民藝運動に関する映像や音声などを収集?保存してきました。79年に監督した映画「文楽 冥途の飛脚」は当時日本で上映されませんでしたが、デジタルリマスターされて2011年に国内初公開され、反響を呼びました。
民藝運動とは、柳宗悦らが中心となり、日本の庶民の暮らしの中で扱われてきた日用品に美を見いだし、世界にその価値を知らしめたものです。その民藝運動に参加したイギリス人陶芸家のバーナード?リーチから、1930年代に撮影された16ミリフィルムなどを託されたのが、グロス氏でした。
同氏は託されたフィルムのみならず、日本に眠る映像資料を掘り起こしながら、民藝運動を確かな記録として後世に残すためにフィルムを修復し、映像の縁者や関係者らのナレーションを吹き込みデジタル化していく「民藝運動フィルムアーカイブ」に取り組んでいます。
民藝運動とは、柳宗悦らが中心となり、日本の庶民の暮らしの中で扱われてきた日用品に美を見いだし、世界にその価値を知らしめたものです。その民藝運動に参加したイギリス人陶芸家のバーナード?リーチから、1930年代に撮影された16ミリフィルムなどを託されたのが、グロス氏でした。
同氏は託されたフィルムのみならず、日本に眠る映像資料を掘り起こしながら、民藝運動を確かな記録として後世に残すためにフィルムを修復し、映像の縁者や関係者らのナレーションを吹き込みデジタル化していく「民藝運動フィルムアーカイブ」に取り組んでいます。

この日は、宮城県民藝協会の白鳥幸昌事務局長とともに訪問。民藝運動の一端を担った芹沢の作品や、展示中の「芹沢銈介コレクション インドネシア 島々の絣(かすり)」で所蔵品の数々に目をこらしました。アーカイブの資料となるものを探すようにじっくりと見た上で、芹沢らが写るフィルムがないか、などと当館学芸員に“取材”を行いました。
「私が扱うのは無声フィルムですが、陶芸、織物、人形などとテーマが異なれば、それぞれ解説の専門が違うはずです。そこにただのナレーションじゃない、新しい解説がほしいのです」。ありきたりに紹介するナレーションでなく、かつての映像に息を吹き込むような言葉を挿入したいと考えているようです。
手持ちのフィルムには、撮影場所や写り込んでいる人物がまだ不明なものもあるそうです。その手がかりをつかむため、また、来年4月に当館予定の特別展「芹沢銈介?暮らしに活きるデザイン」と連携した企画で、仙台市内で行う民藝運動に関する展示に向け作成する「ものづくりに関するフィルム」の準備も兼ね、熱心に情報収集を行っていました。
「私が扱うのは無声フィルムですが、陶芸、織物、人形などとテーマが異なれば、それぞれ解説の専門が違うはずです。そこにただのナレーションじゃない、新しい解説がほしいのです」。ありきたりに紹介するナレーションでなく、かつての映像に息を吹き込むような言葉を挿入したいと考えているようです。
手持ちのフィルムには、撮影場所や写り込んでいる人物がまだ不明なものもあるそうです。その手がかりをつかむため、また、来年4月に当館予定の特別展「芹沢銈介?暮らしに活きるデザイン」と連携した企画で、仙台市内で行う民藝運動に関する展示に向け作成する「ものづくりに関するフィルム」の準備も兼ね、熱心に情報収集を行っていました。
この記事に関するお問い合わせ
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