2023/07/13 実学臨床教育推進室 社会福祉学科 福祉心理学科 福祉行政学科
【実学臨床教育Ⅰ】「関連施設の理解」:百聞は一見に如かず-4th-
7/12 大学関連法人施設の見学に行ってきました。(その4)
実学臨床教育Ⅰの授業の一環として5時限の授業時間内に大学バスに乗って大学関連法人施設の見学に行きました。見学は5/31、6/14、6/28、7/12の4日間で、124名の履修学生が各自希望する2施設を見学するというものです。(6/6 ホームページ掲載記事参照)
7/12は、社会福祉法人東北福祉会せんだんの杜(19名)、せんだんの館(18名)、医療法人社団東北福祉会せんだんの丘(18名)に行きました。
今回は関連施設で唯一の介護老人保健施設であるせんだんの丘の見学内容を紹介します。まず、建物入口で施設見学の意義や、他の見学施設(特養)と在宅復帰?在宅生活継続支援を目的とする施設(老健)の役割の違いとそれに伴う支援内容の違いなどをお話していただきました。その後3グループに分かれ認知症専門棟、一般棟(2階)、通所リハビリフロアと順繰りに回り、それぞれのご担当の方から説明をいただきました。認知症専門棟では、認知症と物忘れの違い(記憶障害)や、自分の部屋の場所が分からない方(見当識障害)など症状に合わせた環境の配慮や支援などを具体的にご説明いただきました。通所リハビリでは、デイケアとデイサービスの違いから目的の違いや、「生活機能向上のための機能訓練」や「口腔機能向上サービス」を医師の指示のもとに提供していること、在宅ケア支援の拠点となることを目指していることなど分かりやすくお話いただきました。一般棟では、在宅での生活をイメージすることの大切さとそのための施設環境の工夫や、実際の介護用品の違いで生活の中で必要な動作の獲得を目指した支援内容が異なることなどを老健の役割に結びつけてご説明いただきました。
学生は、施設見学1施設目の特養との種別の違いによる役割の違いや、利用者様?ご家族様の思いに寄り添い“その人に相応しい場所”を一緒に考える支援者の姿勢も学びました。
今後、今回の『施設見学報告書』を提出し、それをもとに後期の授業「福祉に関わる仕事の理解」へと進んでいきます。