VOL.13 OCTOBER 2003 【学習サポート】
【現場から現場へ】 【11月科目修了試験のご案内】 【ビデオ?スクーリングのご案内】 【秋期スクーリングIII?IVのご案内】 【通信制大学院コーナー】 【お知らせ】
【BOOK GUIDE】 |
【秋期スクーリングIII?IVのご案内】スクーリング講義要項福祉法学 志田 民吉 指定テキスト(『福祉法学』,志田編著)に従い講義を行いますが,10月入学者用のテキストを持参しても可です。 心理学概論 佐藤 俊昭 心理学の講義は一つひとつのトピックは理解できても,それらが人の心を理解するという究極の目的にどのように関連づけられるのか,わかりにくいという傾向があります。そこで,スクーリングでは2つの目標を掲げます。 高齢者福祉論 田中 治和 下記の内容について講義する予定。 福祉社会学 赤塚 俊治 超高齢?少子化,高度情報化,国際化が進捗して,家族関係や地域社会における生活環境が一層複雑な様相を呈している。こうした変革期の時代において私たちの社会生活にとって「本当の豊かさとは何か」を主眼におきながら講義を展開する。講義内容の具体的な視点として,現代社会が生み出す社会現象をより包括的に捉えながら,今日の生活問題を規定している諸要因やそれらの相互連関を体系的に究明する。特に国民生活のさまざまな社会問題に対応すべき社会福祉の援助過程に係わる社会的行為や社会政策などを社会学的な視点から現状分析することにする。そのための学習方法として,(1)社会学の一般的概念枠組みの理解,(2)現代社会の社会組織と社会集団に関する理解,(3)現代家族の変容と扶養機能の理解,(4)地域社会の変容と諸問題などを中心に講義を行う。その際,受講生の皆さんは,「事実?現実はいかにあるか」「いかにあるべきか?いかになすべきか」「それらはどこから」「どこにいこうとしているのか」を考察しながら講義に望んで頂きたいと思います。 障害者福祉論 前田 泰弘障害者の生活では,その援助に医療,保健,福祉,教育などの分野が包括的にかかわってきます。スクーリングの前半では,そのような領域の中で福祉的援助が有機的に実働するために修得すべき知識や考え方を,障害者の理解と援助に関する内容を中心に解説します。これをもとに.後半では,障害者福祉を実践していく上で必要な知識や技法,ならびにその実際を解説します。 福祉機器論 関川 伸哉福祉用具の歴史は,義肢装具(ぎしそうぐ)に起源をもっており,紀元前の昔にさかのぼります。義肢装具とは義肢と装具の2つに分けられ,いずれも「人体に装着する補助器具」です。本講義では,義肢装具を含めたヒトと用具の関係について解説してみたいと思います。福祉用具単体の理解ではなく,ヒトと福祉用具の関係について考えていただきたいと思います。主役は,福祉用具ではなくヒトであることを充分に理解してください。福祉機器またはリハビリテーション機器は1993年の法制定を期に「福祉用具」と総称された。ここで言う福祉用具とは,心身の機能が低下し日常生活に支障のある高齢者や心身障害者の日常生活の便宜を図るための用具,機能回復訓練のための用具および補装具をさしています。 教育心理学 白井 秀明 各自の持つ「教育観」を見つめ直していただくことが目的です。受け身的に話を聞くのではなく,頭をフル回転していただきます。お楽しみに! 家族心理学 西野 美佐子 家族心理学は,おもに臨床心理学的研究を基盤として1980年代に台頭した心理学でも最も新しい学問です。これまでの心理学がおおむね個人のこころを対象としていたのに対して,家族心理学は,夫婦,親子,同胞や祖父母との関係を含む錯綜とした家族関係を対象とするのが特徴で,その理論的構築にあたっては,システムズ?アプローチが必要となります。女性の社会進出,不況,少子化など社会経済文化的出来事と密接な関連をもって展開される家族関係の力動性を追及するのが,家族心理学の中心的課題です。 教育社会学 星山 幸男 教育を社会的な現象として捉える教育社会学固有の視点を解説し,その切り口からみえてくる今日の教育問題の本質を理解することに主眼を置いている。まずは,(1)教育の社会的性格をめぐる理論の発展を整理し,(2)政策?社会的課題と教育との関わりについて戦後の能力主義政策を手がかりに検討していく。 生涯発達心理学 木村 進 一人の非行少年がいるとする。友達が悪いから非行するようになったと言う人もいるし,親の育て方に問題があったのだろうと考える人もいる。現在の状態をこれまでの積み重ねの結果と見るのが,発達的視点である。生涯発達心理学は,人は絶えず変化するものととらえ,その変化の様相とその変化をもたらす要因を明らかにしようとするものである。 |