【9月卒業者からのメッセージ】
[卒業者インタビュー]
実習でカルチャーショックを受けました
社会福祉学科 T.O.
Q なぜ本学通信教育部に入学されましたか?
福祉に関心があり,以前にNHK学園の専攻科で介護福祉士をとりました。もうすこしくわしく勉強したいと思って社会福祉士を考えていたところに,福祉大の通信教育ができたのを聞きました。4月には間に合わなかったですが,最初の年度の10月生として入学しました。
Q お仕事をしながらの通信教育はいかがでしたか。
土曜日が基本的に休みではない仕事のため,宮城県在住ながらスクーリングは最低限の30単位しか修得していません。そのために科目修了試験を受けるために,受験締切までにとにかく時間を見つけてレポートを書き,試験を受けるという繰り返しでした。
1年めは15単位ほどしかとれませんでした。『学習の手引き』などで1年間の修得単位が15単位以下の方は新たに履修登録しないほうがいいのでは,という記述があり,かえって発奮したと思います。
Q 科目修了試験は苦労されませんでしたか。
次に受ける予定の問題も記憶して帰り,傾向をつかんで勉強しました。一度落ちても二度めでは合格した科目がほとんどですが,関川先生の「リハビリテーション論」は,毎回問題が違い,とうとう最後まで試験に合格できなかったのは,心残りです。
勉強したこととしては,とにかく図書館に行って本をあさった,ということが印象に残っています。
Q 「社会福祉援助技術現場実習」はいかがでしたか?
身体障害者授産施設で実習を行いました。からだが不自由で月に1万円程度しか給料がもらえないにもかかわらず,一生懸命働く障害を有する方の姿に驚きました。私は福祉とはまったく関係のない職場でしたので,カルチャーショックを受けました。
利用者の方と作業した際に「あなたも片方の手は不自由だと思って,片方だけの手でやってみたら」と言われて,それで不良品を出さないように高品質のものをつくる大変さを実感しました。
現在の勤務先では有給休暇扱いで実習に行けましたが,事前指導を同じクラスで受けた方には「職場をやめなければ」と言っていた人もいたので,自分はめぐまれているのかな,と感じました。
ありがとうございました。
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