【卒業者アンケートより】
[卒業者メッセージ] 4年間を振り返って
福祉心理学科 神野 透
私は今年の9月で56歳になりました。三人の娘はそれぞれ独立して，今は仕事を持つ妻と二人暮らしです。若いときから通信制の大学で勉強したいと思っており，4年前に入学しました。「4年間で卒業するぞ」と努力してきましたが無事卒業できてほっとしています。
その理由を自分なりに考えると，（1）毎朝2時間の出勤前の学習が生活の一部として習慣化されたこと。（2）ケアマネの仕事をしていたので，業務の組み立てで比較的年休が取りやすい環境にあったこと。（3）職場の同僚や家族の理解があったこと。このように環境も恵まれていたことが幸いでした。釧路に住んでいますので自分だけの努力ではなかなかできないことであると感じています。
4年間振り返って反省点がいくつかあります。（1）毎年学習計画を作成して，それに沿って学習を進めてきましたが，4年次は10カ月しかないという意識が弱かったことです。毎年少しずつレポート提出が遅れ気味でした。さらに，提出済と思ってレポートが締め切り間際に未提出であったことが分かり，4年次の数ヶ月は時間に追われて大変でした。（2）卒業研究をしたかったのですが手続きが後れてできませんでした。『学習の手引き』や『With』の情報を見落としてしまったのです。全般的に反省していることですが高校などと違って担任はおらず全部自分で必要な手続きをしなければなりません。「学習ガイダンス」を積極的に利用すればよかったと思います。（3）地元の学習会もあり，他の通信生の学生さんとも交流をしたかったのですが「声」もかけられず4年間が過ぎてしまいました。（4）公立の図書館で調べても参考文献がなくてレポートを作成する上で大変苦労しました。近くの大学の図書館が一般公開され，利用してみましたが，参考になる本がたくさんありとても助かりました。積極的に利用すべきだと思います。
台風の影響で汽車がストップして1日目のスクーリングの授業が受けられなかった時や提出期限後の未提出レポートの取り扱いなどで先生や事務の方々に大変ご配慮いただき，何とか卒業できたと思います。関係者の皆さんにとても感謝しています。
勉強すればするほどもっと学びたいという思いが強くなります。定年まであと4年ですがさらに学習を深めたく，大学院入学のため受験勉強に励んでいます。
 
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