【ひろば】
学生会のご案内
学生会は,学生の有志の方々が幹事?企画をされて,自主的に運営されている集まりです(『学習の手引き2008?2009』p.216参照)。参加希望で,下記掲載の方法で連絡がとりにくい方は,(1)氏名,(2)学籍番号,(3)連絡先を通信教育部事務室にご連絡ください(幹事の方に氏名?連絡先をお教えいたします)。
●栃木県学生会のご案内
新年度になり,新入生の皆さんを迎えることが出来,本当に嬉しく思っています。栃木県学生会では,更に学生同士の交流を深めたく思い,新年度が始まって間もないですが,学生会を開催したいと思います。
日時:4月18日(土) 11時?
場所:ガスト簗瀬店(平成通り沿い)
会費:各自飲食代
当日,withを用意してお待ちしています。時間より遅れての参加も大歓迎です。
※ご参加頂ける方,是非,幹事仁平までメールを頂けると嬉しいです。
担当 社会福祉学科 仁平 景子
投稿
●卒業研究執筆における質問紙調査協力への御礼と報告
福祉心理学科 青木咲奈枝
[論題]文字表記方法変更に伴う視覚的文字イメージの差異
-「がん?癌」「かぜ?風邪」の2疾患による文字イメージの考察-
昨年の夏期スクーリングにおきましては,お疲れの中にも関わらず,300人という多くの方々にアンケート調査のご協力を頂き,無事,卒業研究を完成させることができました。質問紙調査にご協力を頂いた方々に,誌面をお借りして,完成報告をさせて頂くとともに,改めて御礼申し上げます。
現代の日本における,死因第1位であるがんに罹患する人は年々増加の一途をたどっています。医療者は,「癌」と「がん」を,概念定義が異なるものとして使用しています。しかし,その定義は不明確で,通説的見解であるということが,各医学団体への調査の結果わかりました。まして,一般にこの概念定義の違いを理解している人は少ないと考えられます。現代では,治療方法の多様化や個人情報保護の目的からがん告知は一般化していますが,がん告知は衝撃が強く,患者の精神負担は大きいと考えられます。そこで,「癌」と漢字表記するのではなく,「がん」とひらがな表記することによって,患者の否定的イメージを軽減させ,精神負担を少なくすることができるのではないかと考え,本研究を実施致しました。
その結果,がん(癌)という同じ疾患では,「がん」と表記された文字は,「癌」と表記された文字より肯定的イメージを抱くこと,年齢が若いほど,「がん」を「癌」より,肯定的イメージに捉える傾向があることがわかりました。また,かぜ(風邪)と比較し,がん(癌)という疾患自体,否定的イメージの強い疾患であることもわかりました。やはり,「癌」という文字を使用しがん告知を行うよりも,「がん」という文字を使用することによって,患者の否定的イメージを軽減することができ,疾患受容時の精神負担を軽くすることが期待されます。今後の医療現場で活用することで,患者が疾患自体や治療に対し積極的に認識することができるようになるなど,患者支援の手段として有効であることが示唆されました。
4月からは本研究を基礎研究とし,心理学から看護学へとフィールドを変え,がん患者のストレスコーピングや危機に対する研究を行うことになりました。今後もさらに研鑽を重ね,有効な患者支援方法の確立を図っていきたいと考えています。
本研究にご協力いただきました皆様には心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
学生用掲示板
通信教育部ホームページ上に,学生の方々どうしの交流の場として,「学生用掲示板」を設けています。利用の方法は,『学習の手引き2008?2009』p.210をご覧ください。
通信教育部から
次号の『With』59号に掲載する原稿締切は4月10日で,4月30日発行予定です。『With』では,学生の皆様からの投稿を募集しております。
郵送?FAX?電子メールで通信教育部まで,どうぞ。皆様の投稿をお待ちしております。
|