不安障害
不安障害とは
大勢の人の前で話すときや大事な試験のとき、緊張して汗をかいたり、心臓がドキドキしたりするのは当たり前の反応です。
でも心配や不安が過度になりすぎて、日常生活に影響が出ていたら、それは不安障害かもしれません。
不安障害は、精神的な不安から、こころと体に様々な不快な変化が起きるものです。
疑われる症状(状態)
学校?仕事のことや家族?友達のこと、生活上のいろいろなことが気になり、極度に不安や心配になる状態が続きます。
動悸や過呼吸が生じることもあります。
症状チェックリスト
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動悸がする、心拍数があがる
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体が震える
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息切れがする、息苦しい、窒息する感じがする
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胸が痛い、胸苦しさがある
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吐き気、おなかの苦しさがある
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めまい、ふらつき、気が遠くなる感じがする
治療の流れ
不安障害の治療は、薬物療法と精神療法が中心になります。
薬は、抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬などが使われます。 精神療法ではこころと体をリラックスさせる、苦手なモノや場所に少しずつ慣れさせていく、極端な考え方のクセを見直すといったことをやっていきます。
こうした治療を通じてストレスを軽くし、不安や恐怖に対処できるようなサポートを受けながら、苦手なことに段階的にチャレンジして、自信を取り戻すことが回復につながっていきます。