神経発達症
神経発達症とは
発達期に発症する一群の疾患で、発達期早期から小中学校入学前から明らかとなり、社会的、学業における機能の障害を引き起こし、“生きにくさ”から他の精神疾患を合併するリスクもあります。
知的能力障害、自閉スペクトラム症、注意欠如?多動症、限局性学習障害、チック障害などが含まれますが、当院では学童期から思春期年齢を対象に自閉スペクトラム症、注意欠如?多動症を中心に診療しています。
疑われる症状(状態)
コミュニケーションや対人関係を作るのが苦手な傾向が見られます。 また、複数の障害が重なって現われることも多く、障害の程度や年齢、生活環境などによっても症状の現れ方は異なります。
症状チェックリスト
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こだわりが強い
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空気が読めない
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独特なコミュニケーションをとる
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落ち着きがない
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忘れっぽい
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突発的な行動が目立つ
治療の流れ
ご本人の診察と、保護者の方から幼少時の発達歴を聴取し、必要があれば心理検査?知能検査などを行い、診断します。
すぐに診断できず、外来でしばらく経過をみながら、診断に至るケースも多いです。
発達障害検査入院プログラムも行っています。
精神症状が落ち着いていれば相談機関につなげ、多動?衝動性、抑うつ、不安、イライラなどの精神症状が目立つ場合には薬物療法や入院治療を検討します。