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感性福祉研究所

東日本大震災を契機とする地域の健康福祉システムの再構築

1.研究事業の内容

■目的:
東日本大震災は、地震?津波?原発事故が複合し、広域にわたって生活基盤に関わるほとんどの諸条件と家族や地域社会を崩壊させる壊滅的被害をもたらした。 健康や福祉領域に関しても、諸施設の消失や諸制度の機能停止だけではなく、それらを支える諸条件も大きく毀損した。加えて、被災地における健康福祉システ ムの再建は、被災前に様々の諸課題を内包していた上に、被災によって新たな諸課題が付加され、課題対応のための人的?物的および社会的資源は大きく減殺さ れていることから、現状への復帰ではありえない。そうした事態に直面して、建設的な対応策を模索し、「健康福祉システム」の再構築を如何に図るべきかの道 筋を展望することが、本プロジェクトの目的である。
今次の大災害が広範囲の地域に「生きる」とは何かが問われる実存的状況を現出したため、問題を体系的に捉える全体論的アプローチが要請されるが、検討すべき問題点が多岐にわたるため、本プロジェクトの審査時に付された「留意事項」の指摘に従い、研究戦略の明確化を図った。
その作業を経て、本プロジェクトは、今次災害の諸特徴と被災地域の特性から、地域の現場的視点に立ち、かつ、今なお過酷な状況にあり、地域社会の復興に とって枢要な「災害弱者」の復興に焦点をあて、長期化する復興過程で継時的に顕在化する諸課題を地域の諸条件の構造的脈絡に則って捉え、それらの知見を関 連付け、総合化する理論的枠組みの検討をも通じ、復興に向けた「地域健康福祉システム」の再構築をより動態的?立体的に描くという手順で進めることとした。

■研究事業の内容:
本プロジェクトでは、健康や福祉に関わる諸問題への種々の取り組みが展開される世界を「健康福祉システム」として概念化し、加えて、それを国家がサイバネ ティックな頭脳として作動する管理システムよりも、地域の現場で個人や集団の参加領域を拡充する学習システムとして捉える視点に立っている。同時に「災害 弱者」を含めて地域住民を健康福祉サービスの一方向的な受け手としてだけではなく、システムの形成に能動的に関わる参加者としても捉えることから、健康と 福祉に関する理解やそれらの向上に向けた技能を「健康福祉リテラシー」として概念化している。その上で、本研究プロジェクトの課題達成に向け、問題連関と 共同研究の実効的な遂行という点から、相互に関連する大きな部分集合として、三つの作業グループ—健康福祉をめぐる災害前及び災害後の諸問題や諸課題を全 体論的に把握するための方法論を検討する、G1「地域健康福祉に関するシステム論的分析法の開発」;健康福祉サービスのサプライサイドに焦点をあて、今次大災害からのインパクトと復旧?復興過程で生じた諸問題の解決条件と方策を探索する、G2「地域健康福祉システムの再構築のための諸方策と戦略の案出」;健康福祉サービスのデマンドサイドに焦点をあて、大災害のインパクトの負の連鎖を断ち切るだけでなく、試練を乗り越え新たな挑戦に赴くことを促す、G3「健康福祉リテラシーの向上と社会関係資本の育成策の開発」を設定した。
次いで、各グループの研究目的を具体化するため、焦点を明確に定める研究実行チームを設けた。

■研究グループ紹介:
G1グループ:健康福祉システムの理論的研究
—地域健康福祉に関するシステム論的分析法の開発—
研究チームテーマ一覧(チームリーダー):
◆「健康福祉システムの理論的研究 —地域健康福祉に関するシステム論的分
析法の開発—」
  (関田康慶)
◆「「災害」が社会福祉、ソーシャルワークに与えた衝撃とそれへの対応に
関する研究」
  (塩村公子)

G2グループ:被災地の健康福祉システムの再構築のための事例研究
—地域健康福祉システムの再構築のための諸方策と戦略の創出—
研究チームテーマ一覧(チームリーダー):
◆「地域住民を主体とした健康福祉計画における関係機関の連携システム構
築に関する研究」
(赤塚俊治)
◆「災害時における地域包括ケアシステムの構築に向けて」
(阿部裕二)
◆「復興過程における被災住民の生活の実態と健康課題に関する研究」
(冨澤弥生)
◆「福祉交通サービスシステムの充実化の検討及び災害弱者、特に情報障害
のある人への効果的な情報提供手法の検討」
(岡正彦)
◆「東日本大震災と津波災害からの復興に与える寺院を中心とした地域ネッ
トワークの影響」
(斎藤仙邦)
◆「東日本大震災への「心のケア」~「教師?保護者支援」と「こども?家
族支援」と「生きる力の社会的支援」~」
(西野美佐子)
◆「緊急災害時における官民協働の国際比較~我が国の消防団と韓国の民防
衛との比較を通じて~」
(尹永洙)
◆「被災地に求められる子育て支援に関する研究」
(和田明人)
◆「「被災経験の語り部」養成を通じた地域健康福祉の復興に関する研究」
(渡部芳彦)
◆「福島を中心にした、子ども?保護者の心の癒しと、後方支援サポートの
在り方」
(渡部純夫)
◆「口腔保健推進のためのセルフケアとプロフェッショナルケアを繋ぐ
コミュニティーヘルスケアシステムの再構築」
(小関健由)
◆「原子力災害への対応~知ることの必要性~」
(生田目学文)

G3グループ:被災住民の健康福祉増進のための実践的事例研究
—健康福祉リテラシーの向上と社会関係資本の育成策の開発—
研究チームテーマ一覧(チームリーダー):
◆「当事者参加による障がい児者地域生活支援システム設計と運営のための
コンサルテーションが
地域の健康福祉リテラシー向上に与える影響に関する研究」
(三浦剛)
◆「東日本大震災が障害児?者、高齢障害者とのその家族にもたらした生活課題と
今後の復興への取り組み」
(阿部一彦)
◆「離島地域における災害支援に向けた地域介入モデルに関する研究」
(加藤伸司)
◆「人と人とをつなぐ災害支援ボランティアコーディネート
—被災地の復興を目指した社会福祉システムの検証—」
(小崎浩信)
◆「被災地域?中山間地でのコミュニティの再生と1次産業の復興」
(山口政人)
◆「コミュニティ?ビジネスと地域振興
—被災地における小さなビジネスが果たす復興への役割と課題—」
(金政信)
◆「カウンセリング?エステの実践研究の視点からの
「地域住民の健康?福祉リテラシー向上?社会関係資本育成」の実践研 
  究」
(光永輝彦)
◆「被災地高齢者における心身ともに回復を図る運動プログラムの開発と
人材育成システム開発研究」
(鈴木玲子)
◆「避難所等における睡眠に関する研究」
(水野康)
◆「避難所における臨床美術の実践研究」
(大城泰造)
◆「ふくしまにおける避難所運営と子ども支援に関する調査研究」
(丹波史紀) 

戦略的研究基盤形成事業