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VOL.11 JULY 2003

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[アドバイス] レポートの書き出し

 レポートの書き出しに苦労している方が多いようです。何から書き始めていいのかわからない場合は,まずレポート課題文に出てくるキーワードの説明から始めてみてはいかがでしょうか。
 たとえば「児童福祉論」1単位めでは,「子ども虐待とは,……」から始めるのです。簡単な定義や分類や現状などを報告するところから書き出してみてはいかがですか。とくに,学問は分類ということが好きなので,たとえば「心理学概論」1単位めでは,「心の世界は,フロイトによれば,意識,無意識,前意識に分けられる。意識とは……。無意識とは……」などと書き出すのがひとつの手です。
 見本となる原稿を見ながら,書き出しを考えるのも有効です。たとえば『With』10号冒頭で「学習障害」についての木村進先生の文章構成を,自分の書くテーマ(たとえば「高齢者福祉論」1単位めの「高齢者社会」「高齢者」)に置き換えていく訓練をしてみませんか。
 2,000字程度でどうまとめるかの見本は,『改訂版 レポート?試験はこう書く 社会福祉要説』(ミネルヴァ書房),『心理学の基礎知識』(有斐閣)などにたくさんのっています。一般の教科書では,あるテーマについて2,000字よりは多い字数で書かれていますから,自分なりに必要だと思う部分を要約してまとめることになります。
 ちょっと慣れてくると,まず具体例や自分の問題意識から書き始めて,だんだん抽象的な話しにもっていくこともできます。ただし,自分の身のまわりのエッセイについてだけ書いても学問的なレポートとはいえないので,専門用語の説明を入れて,自分は教科書を読んで勉強しました,ということを示した方がいいですよ。なお,引用?参考文献は,引用した直後でも,巻末でもどちらでもOKですが,どちらかに統一してください。

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