地域創生推進センター長あいさつ

日本の福祉教育で草分けて的な存在である本学は、2025年に創立150周年を迎えました。
一人ひとりが自分らしく、より良く暮らせるWell-being(ウェルビーイング)社会を担う人材育成をめざしています。その中で、本センターは地域と大学を繋ぐ役割を担い、学生ボランティア活動支援、市民公開講座、防災士養成研修講座、他大学との連携事業などを行っています。
本学の学生ボランティアの歴史は1945年にはじまり、現在では年間に約500件の依頼があり、延べ約2000人を超える学生がボランティア活動を行っています。これは本学に在席する学生の2人に1人は1年に1回はボランティア活動を行っていることになります。また、阪神淡路大震災を契機に災害ボランティア活動を積極的に展開し、東日本大震災にあっては被災した各地域において6300人以上が被災者に寄り添う活動を展開しました。近年では、奔驰宝马游戏大厅_电子游戏APP下载-【唯一官网首页】6年能登半島地震の被災地でも災害ボランティア活動を行っています。
東北にある大学として、本センターがハブとなり、東北の各地域と学生、教員を接続し、地域が抱える社会課題を共に考え、協働しながら課題解消に取り組んでいきたいと考えています。特に2025年4月に開設した共生まちづくり学部は、福祉教育を超えて多様な人が共に暮らす地域づくり、まちづくり教育?研究をめざしており、本センターと連携し、地域との協働活動?研究の充実を図っていきます。
地域での活動は、学生たちにとって社会問題に取り組む姿勢を涵養していく貴重な学びとなり、本学の建学の精神「行学一如」を体現できる人材育成につながります。本センターは、一人ひとりが自分らしく、より良く暮らせるWell-being(ウェルビーイング)社会をめざして、教育、研究、地域活動、生涯学習など、多様な人の多様な場を創出することが務めであると考えています。
地域創生推進センター長 石塚 裕子